FX/為替予想「ポンド/円は世界的な景気後退懸念で上値が重い」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/6/24

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・6月16日にイングランド中銀(BOE)は政策金利を1.25%に0.25%の利上げ
 金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中3人は0.50%の利上げ支持

英5月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.1%(予想+9.1%)と前回の英4月分(+9.0%)からインフレは更に加速。1982年以降、最大のインフレ率となった(6月22日)。

英3月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.7%)から悪化。賃金上昇率は+4.2%と堅調な伸びを継続(6月14日)。

・英1-3月期GDPは前期比+0.8%と予想(+1.0%)を下回る。6月13日発表の英4月月次GDPは-0.3%と前月からマイナス成長が拡大。

・英4月小売売上高(除自動車)は前月比+1.4%(前月は-1.1%)と大幅に改善(5月20日)。5月分は本日6月24日発表

・6月13日に英国政府はEUとの間に交わしている「北アイルランド議定書」の一部を英議会に提出した。EUは「国際法である議定書に一方的に違反する意思を明確にするものだと批判」。EU側の報復も想定されるだけに、ポンドにとってはネガティブ要因。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は世界的な景気後退懸念で上値が重い

欧米をはじめとした景気後退懸念が遂に材料視され始めた。これまでも、各国が利上げを続ければ景気が後退することは周知の事実であった。ただ、長引くウクライナ戦争の影響もあり、各国のインフレが高止まりしている。そのため、日本を除く主要国中央銀行が利上げ時期を前倒しや、利上げ幅を拡大している。この影響で経済が急速に冷え込む懸念が強まっている。景気が後退することがほぼ確実視されている現状では、自ずとリスク警戒感への反応が強くなってしまう。各国の経済指標は「良いと反応薄」、「悪いと反応大」となることから、円高方向に振れやすい状況となる。
本日は、英5月小売売上高の発表が予定されている。市場予想では前月比マイナスと既に景気の悪化が示唆されている。市場予想を下回ればポンド売り、市場予想を上回ったとしてもポンド買いは限定的となりそうだ。また、米国の景気減速への警戒感が特に意識されている。米経済指標の結果もポンド/円相場に大きく影響を与えそうだ。

個別の想定シナリオ

■世界的な経済減速懸念
⇒リスクオフの米ドル買い
⇒ポンドは売られる
⇒リスクオフの米国債買い
⇒米債利回り低下
⇒日米金利差縮小でドル/円下落
⇒ポンド/円は大きく下落

チャート分析

注目材料

英・米の経済指標

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに晴れ。ポンド/米ドルのRSIで12時に売りサインが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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