【週間イベント】
4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
NZ中銀政策金利発表
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・ロシア）
実質マイナス金利がリラの重しに
北米（米国・カナダ）
重要イベント
4/11◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
4/11◎エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
4/12☆米3月消費者物価指数
4/12◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
4/12◎ブレイナードFRB理事講演
4/13◎米3月生産者物価指数
4/13☆カナダ中銀政策金利発表
4/13◎JPモルガン1-3月期決算
4/14☆米3月小売売上高
4/14☆米新規失業保険申請件数
4/14◎米4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
4/14◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
4/14◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
4/14◎モルガン・スタンレー1-3月期決算
4/14◎ゴールドマン・サックス1-3月期決算
4/14◎シティグループ1-3月期決算
4/15◎米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
4/15◎米3月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
12日に発表される米3月消費者物価指数（CPI）は1980年代以来の8％台に上昇する見込みです。米連邦準備制度理事会（FRB）の引き締めペース加速が意識されることになるでしょう。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
4/11◎英2月GDP
4/11◎英2月鉱工業生産
4/11◎EU外相理事会
4/12◎英3月雇用統計
4/12☆独4月ZEW景況感指数
4/12◎ユーロ圏4月ZEW景況感指数
4/13☆英3月消費者物価指数
4/13◎ユーロ圏2月鉱工業生産
4/14☆ECB政策金利発表
4/14☆ラガルドECB総裁講演
4/14☆ECB政策金利
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
14日の欧州中銀（ECB）理事会では資産買い入れプログラム（APP）の終了時期を「早ければ7-9月」に維持する見通しです。「利上げはAPP終了後『しばらく』してから」も維持するようなら市場への影響は限られそうです。その他、10日に投開票される仏大統領選（第1回投票）の結果にも注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
4/11☆黒田日銀総裁講演
4/11☆中国3月消費者物価指数
4/11◎中国3月生産者物価指数
4/13☆中国3月貿易収支
4/13☆RBNZ政策金利発表
4/13☆黒田日銀総裁講演
4/14☆豪3月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
NZ中銀（RBNZ）は13日に政策金利を発表します。1.00％から1.25％への利上げが見込まれていますが、一部には1.50％への引き上げ予想もあるようです。まずは、利上げ幅に注目しましょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・ロシア・シンガポール）
重要イベント
4/11◎トルコ2月経常収支
4/12◎トルコ2月鉱工業生産
4/13◎南ア2月小売売上高
4/14◎トルコ中銀政策金利発表
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀は14日の会合でも政策金利を14.00％に据え置く公算です。トルコのインフレ率は60％台に高進しているため、インフレ調整後の「実質金利」は大幅なマイナスの状態が続きます。実質マイナス金利がリラの重しになる状態も続くことになるでしょう。
新興国のイベント
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
