ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では1月26日の新型コロナ新規感染者数が10万2292人。1月20日以来の10万人台と下げ渋り。
・2021年12月16日BOEは市場予想に反して0.15%の利上げ。次回会合は2月3日。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%とインフレは加速。
・マン英金融政策委員会(MPC)委員、追加利上げ支持を示唆。
・ジョンソン首相ロックダウン下で更なるパーティー疑惑を25日朝報じられるも、再び辞任拒否。
今日のメインシナリオ
FOMCを経てリスクオフ加速。ポンドは政治不透明感もあり直近安値更新も?
昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエルFRB(連邦準備理事会)議長の定例記者会見の結果を受けて、米国の金融引き締めへの警戒感から日経平均株価を中心にアジア主要株は大幅安。リスクオフのドル買いとなっている。NYダウ先物も大幅に下落していることから、この流れは欧州時間に入っても継続しそう。ポンドは19日のCPIの強い結果もあり、来週2月3日のBOEでの利上げが9割方織り込まれているが、ジョンソン首相のロックダウン下でのパーティー疑惑に対して警察の捜査も入っていることから政治的な不透明感が拭えない。ウクライナ情勢への警戒感もありリスクオフの動きに繋がりやすい状況は続く。ポンドの上値は重そうだ。個別の想定シナリオ
■米金融引き締めへの警戒感からリスクオフ
⇒世界的に株価大幅安
⇒リスクオフのドル買い
⇒ポンドドルは下落
⇒ポンド円も下落
■ウクライナ情勢への警戒感は依然として強い
⇒警戒感が強まるとリスクオフの動きとなる
⇒欧米株価の下落
⇒ポンド円も下落
■ジョンソン首相のパーティー疑惑に警察も捜査開始
⇒政治的な不透明感の台頭
⇒ポンドは買えない
⇒ポンドの上値は重い
チャート分析
注目材料
米国の金融引き締め加速警戒による株価動向
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/ドルともに大雨。ポンド/円のMACDは16時に売りサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
ポンド ちょい足し情報
ジョンソン首相がロックダウン中に自身の誕生日パーティーを開催したことで非難が集中。警察も捜査を開始した。一方で、英国連邦加盟のNZでは、アーダーン首相が規制に従い自身の結婚式をキャンセルした。支持率はジョンソン首相の20%に対して、アーダーン首相は50%を超えると言われている。
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