
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年2月13日14時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
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NZドル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のNZドル/円は1年半ぶり高値から急落
8日の本邦衆院選で高市首相率いる自民党が圧勝したことで円売りが先行すると、9日朝には94.96円前後まで上昇して2024年7月以来の高値を付けました。しかし、衆院選後の材料出尽くし感や、自民党の圧勝によってむしろ財政懸念が後退するとの見方から一転して円高に振れると断続的に下値を探る展開となり、12日には92.00円付近まで反落。11日の米1月雇用統計が良好だったにもかかわらずドルが軟調に推移する中、NZドル/米ドルが上昇を保ったことから、NZドル/円もなんとか92.00円付近で下げ渋る展開となりました。先週のNZドル/円相場は、NZドル固有の動きはほとんど見られず、もっぱら円やドルなど相手方の通貨の動きに左右されたと言えそうです。13日の14時時点では92.40円台で推移しています。
今週のNZドル/円の注目ポイントは中銀総裁
今週は18日にNZ中銀(RBNZ)が政策金利を発表します。RBNZは前回、昨年11月の会合で政策金利を2.50%から2.25%に引き下げた上で利下げサイクルの終了を示唆しました。当然、今回は2.25%に据え置くとの見方が強いですが、それ以上に注目されているのはブレマン総裁の会見です。ブレマン氏は昨年12月に総裁に就任。今回が初会合となります。先月のインタビューでは、1-3月期のインフレ率が3.1%と目標(1~3%)の上限を上回ったことについて「余剰生産能力があり、賃金上昇率も依然として抑制されているため、2%の達成に向けて依然として良好な状況にある」として、強い懸念は示しませんでした。ただ、13日にRBNZが発表した2年先のインフレ期待(予想)は2.37%と前回調査の2.28%から上昇。そうした中で、RBNZのインフレ警戒姿勢が高まっていないか総裁会見の内容を確認する必要があるでしょう。なお、NZの金利市場はまだ早期の利上げ開始を見込んでいません。利上げは9月以降に開始との見方が多い中で、RBNZがインフレ警戒姿勢を示せば利上げ前倒し観測が広がりそうです。
今週の豪ドル/円の見通し
予想レンジ
91.500~94.500円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆2/18 RBNZ政策金利
☆2/18 ブレマンRBNZ総裁会見
・主要国株価、国際商品価格
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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