
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年10月23日 19時00分
【10/24(金)】:全国消費者物価指数、英小売売上高、米消費者物価指数ほか
・8:30 日本 9月全国CPI(除生鮮/前年比)
【前回】2.7% 【市場予想】2.9%
ポイント:
前回の8月のCPIコアは前年比で2.7%と9カ月ぶりに3%を下回りました。政府による負担軽減策の影響から、電気・ガス料金が抑えられたことや、食料品の値上がり幅が限定されたことが主な要因です。9月は前年の電気・ガス価格の影響から今月は2.9%へリバウンドが見込まれています。
FX視点:
・CPIコアが3.0%を超えてくれば、日銀の利上げを巡る動きが再燃して、円が上昇する可能性はあります。
・一方、予想を下回る結果となれば、日銀の利上げ時期の後ずれ観測から、円が下落する展開も考えられます。
・15:00 イギリス 9月小売売上高(含自動車燃料、前月比)
【前回】0.5% 【市場予想】-0.4%
ポイント:
8月の小売売上高は前月比で0.5%と天候に恵まれたことで、消費が伸びました。今年に入り、消費の堅調さが続いています。ただ、9月分は財政再建に向けて秋の予算案で大型の増税が発表されるとの不安もあり、消費者が財布の紐を締めたとみられ、前月からは低下が見通されています。
FX視点:
・減速幅が予想以上に大きくなれば、英中銀の年内利下げ期待を高めて、ポンドの上値を重くする可能性があります。
・予想に反してプラスとなれば、英経済への不安が後退し、ポンドを押し上げる展開も予想されます。
・21:30 アメリカ 9月CPIコア(前月比)
【前回】0.3% 【市場予想】0.3%
ポイント:
8月分は市場予想とおおむね一致したものの、航空運賃、電気料金、財価格の上昇により、物価の上昇基調が続いていることが明らかになりました。9月分については、サービス分野の価格上昇が物価を押し上げる材料になると考える一方、財価格は落ち着いたとみられ、物価は上昇基調ですが、少なくともFRBの今月の利下げに対する脅威にはならないと思われます。
FX視点:
・市場予想以上に上振れた場合は、年内の利下げ回数見通しが減少し、ドルを押し上げる可能性があります。
・市場予想にとどかなかった場合、米国の利下げ回数増加期待がドルの上値を抑制する展開も想定されます。

※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります
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