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豪ドル/円 今日の見通し「どうするRBA? 利上げならサプライズで豪ドル高か」2023/8/1

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

本日13:30 RBA政策金利発表!
・7月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・NY原油先物市場は3日続伸。世界的な原油需要が今後拡大していくとの見方から買われた。終値は前営業日比+1.22ドルの1バレル=81.80ドル(7月31日)。

・7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。同時に発表された豪6月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%(前月+5.5%)だった。

・7月20日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大きく上回る3.26万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.8%となった。

今日のメインシナリオは

どうするRBA? 利上げならサプライズで豪ドル高か

本日はRBAが金融政策会合を開催し、13:30に政策金利が発表される。
市場では利上げの可能性を巡り意見が割れている。主な意見は以下の通りだ。

①据え置き派
豪州のインフレは鈍化傾向にあり、6月末時点でのインフレは前年比+6.0%で5月にRBAが公表した四半期金融政策報告でのインフレ予想(+6.25%)を下回っている。また、7月のRBA理事会議事要旨では「金融政策スタンスは明らかに景気抑制的」と示されていた。これらを理由に据え置きを予想している。

②0.25%利上げ派
確かにインフレは鈍化傾向にあるが、+6.0%はRBAの目標(+2~3%)よりもはるかに高い。また、インフレの鈍化は財などの物価インフレの低下によるものであり、サービスインフレは引き続き上昇傾向にある。サービスインフレを抑制するために、一段の利上げが必要と予想している。

情報ベンダーのエコノミスト予想では4:6で利上げ派が優勢となっている。
他方で、金利先物市場ではRBAの利上げの可能性をほとんど織り込んでいない。そのため、RBAが実際に利上げを実施した場合の方が豪ドル相場に与える影響は大きなものとなりそうだ。

この先の個別相場変動

■RBAが利上げを行う
⇒短期金利市場は利上げを織り込んでいない
⇒豪金利利回りが急上昇
⇒豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国7月財新製造業PMI
RBA理事会
米7月ISM製造業景況指数
中国と米国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。3時に豪ドル/円のストキャスティクスとRSI、豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドとストキャスティクス、RSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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