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豪ドル/円 今日の見通し「中国の景気刺激策への期待が豪ドルの支えに?」2023/7/31

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続伸。主要中銀の利上げサイクル終了が近づきつつあるとの見方から、各国の景気が下支えされてエネルギー需要が高まるとの期待で原油が買われた。終値は前営業日比+0.49ドルの1バレル=80.58ドル(7月28日)。

・7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。同時に発表された豪6月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%(前月+5.5%)だった。

・7月20日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大きく上回る3.26万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.8%となった。

・7月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

今日のメインシナリオは

中国の景気刺激策への期待が豪ドルの支えに?

本日は中国7月製造業購買担当者景気指数(PMI)と7月非製造業PMIが発表される。ここ最近の中国経済はゼロコロナ政策からの回復が乏しく、むしろ鈍化に近い状況となっている。本日発表の両経済指標の結果が市場予想を下回るようだと、中国と交易関係の強い豪ドルに対して、一定の売り圧力がかかりそうだ。

一方で、中国政府は国内の消費回復・拡大策に関する記者会見を本日の16:00(日本時間)に開くことを明らかにした。景気支援策により、中国経済が回復速度を早めるとの見方が強まれば、豪ドルを支える要因となりそうだ。

この先の個別相場変動

■中国7月製造業PMI、非製造業PMIが市場予想を下回る
⇒中国経済の回復力が弱い
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる
⇒中国政府が景気支援策に関する記者会見を行う
⇒支援策への期待により、豪ドルの下値は限定的

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国7月製造業PMI、7月非製造業PMI
中国と米国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。8時に豪ドル/円のMACDで買いシグナル、豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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