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ドル/円、1月は方向感なく。スワップポイントで首位交代劇が。来週2月14日が最重要!上昇転換となるか【FX 変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング】2023年1月版

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外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』1カ月間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

文責:外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平

宇栄原宗平(外為どっとコム総研) (@gaitamesk_ueha) / Twitter


集計期間:
2023年1月1日~1月31日の営業日

▼変動率ランキング
ドル/円、FRBと日銀の金融政策を巡り下落基調


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)首位返り咲き


▼取引高ランキング
ドル/円の首位は揺るがず


▼まとめ

変動率ランキング:ドル/円、FRBと日銀の金融政策を巡り下落基調

計測期間である1月中で最も変動率が高かったのは、豪ドル/米ドル(前回:22位)だった。 為替レートで見ると1月3日の安値0.66867米ドルから1月26日に同月高値0.71423米ドルまで上昇した。 米12月消費者物価指数(CPI)が予想通り鈍化したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの思惑が強まりドル売りが優勢となった。一方で、豪10-12月期CPIは予想を上回る強い結果となり豪中銀(RBA)が2月会合で利上げを実施する予測が強まり豪ドル買い・米ドル売りを加速させる要因となった。
なお、前回第7位だった南アフリカランド/円が第2位に浮上した。

ドル/円は、変動率5.93%で第6位となった(前回:11位)。日銀が大規模緩和の追加修正に動くとの観測がくすぶる中、127.225円(1月安値)まで下落した。1月18日に金融政策の現状維持を決定したことが伝わると128円台半ばから131.576円まで急騰するも黒田日銀総裁の会見で目新しい内容がなく127円台まで下落した。その後は、130円を挟んで方向感のない値動きが続いた。

集計期間中、3%を超える変動があったのは集計対象29通貨ペアのうち24通貨ペアだった(前回:26通貨ペア)。そのうち5%以上の変動幅を記録したのは9通貨ペアだった(前回15通貨ペア)。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 AUD/USD 6.81% 0.71423 0.66867
2 ZAR/JPY 6.28% 7.847 7.383
3 AUD/JPY 6.17% 92.811 87.415
4 TRY/JPY 6.10% 7.164 6.752
5 MXN/JPY 6.05% 7.049 6.647
6 USD/JPY 5.93% 134.771 127.225
7 HKD/JPY 5.93% 17.248 16.283
8 NZD/USD 5.47% 0.65296 0.61908
9 GBP/USD 5.12% 1.24478 1.18415
10 EUR/TRY 4.95% 20.5671 19.5968
11 NZD/JPY 4.78% 84.907 81.031
12 CHF/JPY 4.74% 143.909 137.398
13 SEK/JPY 4.71% 12.796 12.22
13 CNH/JPY 4.71% 19.618 18.735
15 CAD/JPY 4.70% 99.075 94.63
16 AUD/CAD 4.68% 0.95472 0.91204
17 NOK/JPY 4.57% 13.411 12.825
18 EUR/USD 4.29% 1.09294 1.04794
19 GBP/JPY 4.14% 161.798 155.363
20 EUR/JPY 3.98% 142.85 137.386
21 GBP/AUD 3.72% 1.79607 1.73165
22 SGD/JPY 3.57% 99.946 96.498
23 USD/CHF 3.55% 0.94069 0.90846
24 EUR/AUD 3.24% 1.57502 1.52558
25 USD/CAD 2.90% 1.36843 1.32982
26 AUD/NZD 2.71% 1.09847 1.06952
27 EUR/NZD 2.29% 1.7039 1.66569
28 USD/TRY 2.04% 18.8824 18.5047
29 EUR/GBP 2.01% 0.88967 0.87213

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)首位返り咲き

ユーロ/トルコリラ(売)が首位に返り咲き(前回:第6位)となった。メキシコペソ/円(買)が第2位、ドル/円(買)が第3位、ポンド/円(買)が第4位、ドル/スイスフラン(買)が第5位になっている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップポイント合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 5519 57,000
2 MXN/JPY 4980 30,000
3 USD/JPY 4572 53,000
4 GBP/JPY 4428 65,000
5 USD/CHF 3656 53,000
6 ZAR/JPY 3490 40,000
7 CAD/JPY 3001 40,000
8 EUR/JPY 2920 57,000
9 EUR/USD 2656 57,000
10 USD/TRY 2608 53,000
11 NZD/JPY 2585 34,000
12 EUR/NZD 2126 57,000
13 HKD/JPY 2030 70,000
14 NOK/JPY 2020 60,000
15 AUD/JPY 2012 38,000
16 SGD/JPY 1780 40,000
17 SEK/JPY 1550 60,000
18 EUR/GBP 1525 57,000
19 CNH/JPY 1340 80,000
20 CHF/JPY 1197 57,000
21 GBP/USD 1084 65,000
22 AUD/USD 869 38,000
23 EUR/AUD 779 57,000
24 AUD/CAD 609 38,000
25 AUD/NZD 402 38,000
26 NZD/USD 392 34,000
27 TRY/JPY 391 3,000
28 GBP/AUD 331 65,000
29 USD/CAD -72 53,000

 

取引高ランキング:ドル/円の首位は揺るがず

期間中の取引高ランキングは、ドル/円の首位は揺るがなかった。第7位(前回:第8位)の豪ドル/米ドルは、変動率ランキングで首位となっている。値動きの大きさから短期売買勢が増加したことが順位を一つ上げた要因になったと見られる。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 GBP/JPY 4
5 EUR/USD 5
6 EUR/JPY 6
7 AUD/USD 8
8 GBP/USD 7
9 ZAR/JPY 9
10 NZD/JPY 10
11 TRY/JPY 11
12 NZD/USD 12
13 GBP/AUD 13
14 CHF/JPY 16
15 EUR/AUD 15
16 CAD/JPY 14
17 EUR/GBP 19
18 USD/CHF 18
19 USD/CAD 20
20 CNH/JPY 17
21 AUD/NZD 21
22 EUR/NZD 22
23 AUD/CAD 24
24 NOK/JPY 23
25 HKD/JPY 26
26 EUR/TRY 27
27 SEK/JPY 25
28 USD/TRY 28
29 SGD/JPY 29

 

まとめ

1月はじわじわ円高が進む中で、全体的に見ると先月に比べ騰落率が下がった。スワップポイントランキングは、メキシコペソ/円(買)の天下は一カ月だけだった。

ドル円は、11月を起点とした下降チャネルを上抜け上昇転換となる可能性がでてきた。市場は「日銀正副総裁人事」と「FRBによる利上げペース」に最も注目している。2月14日(火)には、日銀人事案の国会提出や米1月CPIを控えており相場の変化日となる可能性があるため注意しておきたい。

■関連情報

外為情報ナビ「騰落率」※画面中段

外為情報ナビ「取引データ」

スワップポイントカレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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