【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米1月CPI FRBによる利上げペースへの影響は
▼欧州(ユーロ圏・英国)
英国10%台のインフレ率は鈍化となるか
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀総裁人事の最有力は雨宮氏
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
南ア1月CPIに注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
2/14☆米1月消費者物価指数
2/14◎ローガン米ダラス連銀総裁講演
2/14◎ウィリアムズNY連銀総裁講演
2/15☆米1月小売売上高
2/15☆米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
2/15☆米1月鉱工業生産
2/16◎米1月生産者物価指数
2/16☆米新規失業保険申請件数
2/16◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
2/16◎ブラード米セントルイス連銀総裁講演
2/17◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
先日の米1月雇用統計以降、市場では米政策金利見通しを上方修正する動きが出ています。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げはデータ次第のスタンスを示していることから、次は14日の米1月消費者物価指数(CPI)の結果に注目が集まっています。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
2/13◎ユーロ圏財務相会合
2/14◎英1月雇用統計
2/14◎EU財務相理事会
2/15☆英1月消費者物価指数
2/15◎ユーロ圏12月鉱工業生産
2/16◎ECB経済報告
2/17◎英1月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
15日の英1月消費者物価指数(CPI)に注目です。英中銀(BOE)のベイリー総裁は年内にインフレ率は大きく鈍化するとの見通しを示していますが、英国のインフレ率は10%台で高止まりしており、これは先進国の中では最も高い水準です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
2/14☆日本10-12月期GDP・速報値
2/14☆日本日銀正副総裁人事案国会提示
2/16◎日本1月貿易統計
2/16☆豪1月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
日銀の総裁人事を巡り、円相場は観測報道に一喜一憂しており、市場の関心の高さがうかがえます。雨宮氏が最有力との見方が多いため、もし他の候補者が指名されるようなら波乱となるでしょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
2/15◎南ア1月消費者物価指数
2/15◎南ア12月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
南アフリカで1月消費者物価指数(CPI)と12月小売売上高が発表されます。CPIは南ア中銀の金融政策にも影響する重要統計です。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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