今日の豪ドル/円見通し「中国景気浮上策が豪ドル/円を下支えする?」2022/11/15

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は反落。中国で新型コロナの感染が拡大していることや、石油輸出国機構(OPEC)が月報で今年と来年の需要見通しをそれぞれ日量10万バレルずつ下方修正したことが要因となった。1バレル=85ドル台まで下落(11月14日)。

・11月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.85%とした。

・10月26日に豪統計局は7-9月期四半期消費者物価指数(CPI)と9月の月次CPIを発表。7-9月期CPIは前年比+7.3%(予想:+7.0%)、9月CPIも+7.3%(予想:+7.1%)とそれぞれ上振れとなった。7-9月期CPIのトリム平均は+6.1%となり、同項目の公表が開始された2003年以降で最大の伸びとなった。

・9月分の豪雇用者数は900人増と予想の2.5万人増を大きく下回る。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%と前月から横ばいとなった(10月20日)。

・2022年4‐6月期の賃金指数(前年比)は+2.6%と市場予想(+2.7%)を下回る。前期比は+0.7%(前回:+0.7%)と、賃金は堅調さを維持している(8月17日)。次回は11月16日発表予定。

今日のメインシナリオ

中国景気浮上策が豪ドル/円を下支えする?

本日は11月1日に開催されたRBA理事会の議事要旨が公表される。RBAが2会合連続の0.25%利上げを実施した背景、そして今後の利上げ幅再拡大に対するヒントを探すこととなる。利上げ幅拡大の可能性を高める内容があれば、豪ドルは買われることになるだろう。
その他では、中国の一連の経済指標に注目したい。まず、中期貸出制度(MLF)1年物金利と市場への供給額が発表される。(MLFは豪ドルちょい足し情報参照)市場では金利は2.75%で据え置き供給額は前月の5000億元から1兆元に倍増されると予想している。市場の予想通りとなれば、資金供給量の増額により、中国経済が下支えされるとの思惑から、中国と交易関係の強い豪ドルにとってポジティブな材料となりそうだ。その他、中国10月鉱工業生産、中国10月小売売上高が発表される。いずれも、中国経済の成長が鈍化することを示唆する内容が予想されている。予想に対しての結果の良し悪しが豪ドルにも影響を与えてくるだろう。

個別の想定シナリオ

■中国人民銀行がMLFの供給額を増額
⇒中国経済への下支え期待が強まる
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドル/円は上昇

チャート分析

今後の注目材料

10:20 中国1年物MFL
11:00 中国10月鉱工業生産/中国10月小売売上高
米国の金利動向

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外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは雨。7時に豪ドル/米ドルのストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

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豪ドルちょい足し情報

中国のMLFとは…?中期貸出ファシリティのことで、英語のMedium-term Lending Facilityの略語。中国人民銀行が一定の条件を満たした商業銀行や政策性金融機関に対して3ヶ月から1年物の資金を有担保で貸し出す制度。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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