FX/為替予想「注目の豪8月雇用統計！豪ドル円は96円前後のサポートから反転なるか！？」短期トレード即効チャージ！豪ドル　2022/9/15

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所

今日の豪ドルトレードシナリオ

ここまでの相場

本日9月15日 10:30 豪8月雇用統計発表！
・7月分の豪雇用者数は4.09万人減と予想の2.5万人増を大幅に下回る。失業率は3.4%まで低下、労働参加率は66.4%（前月66.8%）へ低下した（8月18日）。

・WTI原油価格は反発。国際エネルギー機関（IEA）が冬季のエネルギー源を天然ガスから石油へシフトすると予想。需給ひっ迫懸念から買われ、一時1バレル=90ドル台まで上昇した（9月14日）。

・9月6日のRBA理事会で政策金利は市場予想通り0.50%の利上げが発表された。政策金利を2.35%とした。声明内容に大きな変更はなく、次回以降も大幅利上げの可能性は残した。

・2022年4‐6月期の賃金指数（前年比）は+2.6%と市場予想（+2.7%）を下回る。前期比は+0.7%（前回:+0.7%）と、賃金は堅調さを維持している（8月17日）。

・7月27日発表の豪2022年4-6月期消費者物価指数（CPI）は前年比+4.9%（トリム平均）と、インフレ率は前期（+3.7％）から急伸する結果となった。

今日のメインシナリオ

注目の豪8月雇用統計！豪ドル円は96円前後のサポートから反転なるか！？

本日は豪8月雇用統計が発表される。雇用者数変化の市場予想は+3.5万人、失業率は3.4％となっている。失業率は1978年に月次の統計を開始して以来、最低（一番良い状態）水準にある。前回、豪7月雇用者数変化は-4.09万人と予想外のマイナスと言う結果になった分、今回の雇用者数は増加すると予想している。万一、8月豪雇用統計の結果が予想に反してネガティブな結果になった場合は、RBAが利上げペースをそろそろ落とすかもしれないとの思惑が強まり、豪ドルは売られる可能性が高いと見る。

なお、豪ドル/円の日足チャートを一目均衡表で確認すると転換線を下抜けた後、下落の勢いを強めたが基準線が位置する96.00円前後をサポートに反発している。今週火曜日の高値98.79円前後から2日連続で大幅下落となっているが、96.00円前後のサポートを下抜けない限りは、まだ上昇の余地はありそうだ。仮に同サポートを下抜けた場合は、調整が入りやすい形状となり95.00円付近まで下落する可能性もある。

個別の想定シナリオ

■豪8月雇用統計がネガティブな結果
⇒RBAが利上げペースを落とす可能性
⇒豪ドルは売られる

チャート分析

今後の注目材料

10:30 豪8月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ。豪ドル/米ドルは雨となっている。8時に豪ドル/円と豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナル点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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