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FX/為替「ドル/円、139.39円超えなら140円も」 外為トゥデイ 2022年9月1日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(水)の為替相場
(1):中国製造業PMIは予想を上回る
(2):ユーロ圏消費者物価指数は過去最高の伸び
(3):米8月ADPは予想を下回る
(4):ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ買い

▼31日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:139.39円超えなら140円も/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(水)の為替相場

31日(水)の為替相場期間:31日(水)午前6時10分~1日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国製造業PMIは予想を上回る

中国8月製造業PMIは49.4と予想(49.2)を上回り、前月(49.0)から小幅に上昇した。同非製造業PMIは52.6と前月(53.8)から低下したものの、市場予想(52.3)は上回った。

(2):ユーロ圏消費者物価指数は過去最高の伸び

ユーロ圏8月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+9.1%と予想(+9.0%)を上回り過去最高の伸びを記録。これを受けて、来週の欧州中央銀行(ECB)理事会で75bp(0.75%ポイント)の大幅利上げが行われるとの観測が高まった。

(3):米8月ADPは予想を下回る

米8月ADP全国雇用者数は13.2万人増と予想(30.0万人増)を下回った。米給与計算代行ADP社は「今回のデータは、企業が経済の矛盾するシグナルを読み解こうとしているためか、雇用のペースがより保守的になっていることを示唆している」との見解を示した。なお、ADP全国雇用者数はデータ手法の見直しのために6月と7月は公表を停止していた。

(4):ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ買い

24時のロンドン・フィキシングに向けてグローバル投資家のリバランス(投資資金再分配)と見られるユーロ買い・ドル売りが入るとユーロ/円も強含んだ。

31日(水)の株・債券・商品市場

31日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:139.39円超えなら140円も

昨日のドル/円は小幅続伸。ユーロ圏8月消費者物価指数(前年比)が過去最高の伸びを記録すると欧州債利回りにつれて米長期金利にも上昇圧力がかかったことから139.00円前後まで強含んだ。今朝は139.20円台へと上昇しており、7月に付けた24年ぶり高値の139.39円前後に接近。本日も世界的な長期金利上昇の流れが続くようなら、139.39円前後を上抜けて140.00円乗せを試す可能性もありそうだ。NY市場で発表される米8月ISM製造業景況指数の結果が注目されよう。

ただ、市場予想によると前月の52.8から51.9へと低下する見通しだ。米国の景気後退(リセッション)懸念を高める結果となれば、米長期金利とドル/円の下押しにつながることも考えられる。明日の米8月雇用統計も含めて米国の景気動向が140円へのカギとなろう。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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