
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年5月8日15時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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NZドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のNZドル/円は持ち直しの動きが継続
先々週4月30日に、日本政府と日銀による円買い介入が行われたと見られ、NZドル/円も巻き込まれる形で91円台前半まで下落していました。ただ、今週に入ると4日に一時91円台へ差し込む場面もありましたが、その後は上昇に転じ、6日には93.70円台まで上昇しました。その直後に、円買い介入と見られる動きが再び観測され92円台前半に急落しましたが、またしても反発。米国とイランは、14項目を盛り込んだ「1ページの覚書」を巡り、交渉団がやり取りを続けていると伝わったことで世界的に株価が大幅に上昇する中、NZドル買い・円売りが活発化しました。7日には米国がイランに対して限定的ながらも攻撃を再開したとの報道を受けてやや伸び悩みましたが、8日の東京市場でも93円台を維持しており、15時時点では93.20円台で取引されています。
今週のNZドル/円の注目ポイントはRBNZインフレ期待
NZ中銀(RBNZ)は4月会合の声明で「中期的なインフレ期待の上昇や、著しい二次的インフレ効果の兆候が見られる場合には、インフレ期待を再度抑制するため、 政策金利を断固として適切な時期に引き上げる必要があるだろう」と表明しています。そうした中、今週13日にRBNZが市場関係者らへの調査に基づいた2年先の期待インフレ率を発表します。1-3月期の期待インフレ率は2.37%でしたが、今回はエネルギー価格の高騰などを背景に上昇が避けられない見通しです。仮に、RBNZのインフレ目標(1~3%)を超える水準に上昇するようなら、次回6月会合で2023年5月以来の利上げが行われる可能性が高まりそうです。なお、現在(5月8日時点)のところ、NZ金利市場の6月利上げの織り込みは30%前後となっています。
今週のNZドル/円の見通し
予想レンジ
91.750-95.250円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆45/13 RBNZ期待インフレ率(2年先)
・主要国株価、国際商品価格
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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