【FX週間イベント】
経済圏を4地域に分け、今後1週間の注目イベントスケジュールをまとめました。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
大幅利上げ予想のFOMC、パウエルFRB議長の会見に注目
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
利上げ機運が高まるRBA政策金利発表に注目
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア)
トルコ4月消費者物価指数に注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
5/2☆米4月ISM製造業景況指数
5/4☆米4月ADP全国雇用者数
5/4◎米3月貿易収支
5/4☆米4月ISM非製造業景況指数
5/4☆FOMC
5/4☆パウエルFRB議長講演
5/5☆米新規失業保険申請件数
5/6◎カナダ4月雇用統計
5/6☆米4月雇用統計
5/6◎ウィリアムズNY連銀総裁総裁
5/6◎ウォラーFRB理事講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
日本のゴールドウィーク(GW)中に米国の重要イベントが数多く予定されています。中でも注目は4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でしょう。22年ぶりに50bp(0.50%ポイント)の大幅利上げを行う見通しです。今後の利上げペースなどを巡ってパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見にも注目しましょう。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
5/3◎独4月雇用統計
5/3◎ユーロ圏3月失業率
5/4◎ユーロ圏3月小売売上高
5/5☆BOE政策金利
5/5☆BOE議事録
5/5☆BOE金融政策報告
5/6◎独3月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
英中銀(BOE)は前回の会合で、景気下押しへの警戒感を示し利上げスタンスをやや弱めました。5日の会合では、政策スタンスとともに、金融政策報告で示される今後の経済・物価見通しにも注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
4/30☆中国4月製造業PMI
4/30☆中国4月財新製造業PMI
5/3☆RBA政策金利
5/4◎NZ1-3月期雇用統計
5/4◎豪3月小売売上高
5/5◎豪3月貿易収支
5/5☆中国4月財新サービス業PMI
5/6◎RBA金融政策報告
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
3日の豪中銀(RBA)の政策金利発表に注目です。1-3月期消費者物価指数の上振れで利上げ観測が一気に高まっています。そのほか、景気悪化懸念がくすぶる中国の4月PMI(購買担当者景気指数)にも注目しましょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア)
重要イベント
5/5☆トルコ4月消費者物価指数
5/5◎OPECプラス閣僚級会合
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
5日に発表されるトルコ4月消費者物価指数は前年比+70%に加速する見通しです。多くの先進国が金融引き締めに向かう中、トルコはインフレが高進しても利上げはしない構えだけに、リラ安懸念はくすぶり続けるでしょう。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。