シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング8週ぶりに減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート3週連続減少】
6月8日時点で円のポジションはドルに対して3.7万枚の売り越し（ネットショート）。
ロング・ショート、いずれも取り崩されたが、ショートポジションの圧縮が目立ち、ネットショートは前週から1.0万枚減少。
期間中のドル/円相場は110.30円台の2カ月ぶり高値をつけるも、米雇用統計発表後に109円台前半へと反落した。
投機筋が節目の110.00円前後で円売り持ち解消の動きを強めた公算が大きい事を物語っている。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング8週ぶりに減少】
6月8日時点でユーロのポジションはドルに対して10.9万枚の買い越し（ネットロング）。
ロング、ショートとも小幅に取り崩された結果、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中のユーロ/ドルは1.21ドル台前半～1.22ドル台前半で推移し、5月後半以降の水準からやや切り下がったものの、依然としてレンジ相場が続いた。
相場に明確な方向感が見出しづらい中、投機筋の動きはポジション調整が主流だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
6月8日時点でポンドのポジションはドルに対して2.8万枚の買い越し（ネットロング）。
ショートポジションの取り崩しがやや多かったため、ネットロングは前週から0.4万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は1.4200ドル前後では上値の重さが目立った反面、1.4100ドル以下の水準では底堅さも維持した。
高値もみ合いが続く中、投機筋の動きとしてはポンド売り持ちの解消がいくぶん優勢だったようだ。
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ＩＭＭポジション
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