
ドル円レポート:中東情勢への懸念根強く、158円台後半へ上昇
NY市場:中東情勢への懸念根強く、ドル買い進行
NY市場のドル円は、中東情勢への懸念が根強く意識されるなか、ドル買いが進行しました。
先週開催された米中首脳会談では、イラン情勢を巡る具体的な進展や緊張緩和の手がかりは得られませんでした。
これにより、戦闘長期化に伴う「ホルムズ海峡の封鎖長期化」への懸念が改めて意識される展開となりました。
原油高と米長期金利の上昇がドル円を押し上げ
地政学リスクの継続を背景に、原油先物価格は上昇しました。
原油高によるインフレ再燃懸念も手伝い、米10年債利回りは一時4.6023%前後と、昨年5月以来約1年ぶりの高水準を記録しました。
日米金利差の拡大を意識したドル買いが優勢となり、ドル円はNY時間終盤にかけて158.847円まで値を切り上げました。
アジア市場:トランプ氏の発言で週明けも上値模索
週明けのアジア時間も、ドル円は上値を模索する展開となりました。
トランプ米大統領が自身のSNSでイランへの再攻撃を示唆したことで、地政学リスクが引き続き意識されています。
これを受けて時間外取引で原油先物価格がさらに一段高となり、ドル円は一時158.900円まで上値を伸ばしています。
目先の焦点:159円接近と介入警戒の綱引き
足元のドル円は、中東情勢の緊迫化、原油高、米長期金利の上昇を背景に、底堅い推移が続いています。
一方で、159円台が視野に入る水準では、本邦当局による為替介入への警戒感も強まりやすくなります。
地政学リスクを背景としたドル買いが続くのか、それとも高値警戒感から上値が抑えられるのか、158円台後半での値動きに注目です。
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外為どっとコム総合研究所
黒川健
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
黒川健
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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