
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年4月17日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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トルコリラ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のトルコリラ/円はじり安の展開
米国とイランの停戦延長をめぐる報道などから「有事のドル買い」が巻き戻される形でドルは軟化しましたが、リラはそれ以上に軟調でした。ドル/円がほぼ横ばいで推移する中、ドル/リラが上昇したため、リラ/円は下落しました。13日に44.622リラ前後で取引が始まったドル/リラは17日には44.856リラ前後まで上昇。リラ/円は3.547円前後から3.520円前後まで下落して3月2日以来の安値を付けました。なお、16日に発表されたトルコの外貨準備高がいくぶん増加していた点から、中銀がリラ買い介入のペースをこれまでより抑えたことがうかがえます。
今週のトルコリラ/円の注目ポイントはトルコ中銀
今週22日にトルコ中銀が政策金利を発表します。隣国イランと米国・イスラエルの戦争について先行きが不透明な中、前回と同様に金利を37.00%に据え置くと見られます。もっとも、高金利を維持しても地政学リスクやエネルギー価格の高止まりを背景とするリラ安を止めるのは難しそうです。一方で、中銀が3月消費者物価指数(CPI)の鈍化を引き合いにインフレ抑制への自信を示すなどして、将来的な利下げ再開を示唆するようだと、リラが続落することも考えられます。いずれにしても、リラは対ドルを中心に下落基調が続く公算が大きいでしょう。
今週のトルコリラ/円の見通し
予想レンジ
3.480~3.580円
基調
弱含み
今週の注目ポイント
☆4/22 トルコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
