
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年1月23日14時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
南アフリカランド/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の南アフリカランド/円は10年半ぶり高値を更新
ランド/円が23日の東京市場で付けた9.848円前後は、2015年8月以来実に約10年半ぶりの高値です。金やプラチナなどの貴金属価格が高騰する中、産出国である南アフリカの通貨ランドも上昇が続いています。トランプ米大統領がグリーンランドの領有を主張し、これに反対する欧州諸国に関税を課すと警告したことから、週明け19日にはランド安で取引が始まりましたが、米国の信認低下でドルが売られ、金が急伸する中でランドを買い戻す動きが強まりました。そこに、高市政権の財政政策を懸念した円売りも重なり、21日には9.739円前後まで上昇して先週の高値を突破。さらに22日には9.835円前後まで、23日の東京市場では9.848円前後へ続伸するなど、ランド買い・円売りが勢いを増す展開となりました。
今週の南アフリカランド/円の注目ポイントはSARB
南ア中銀(SARB)は今週29日に政策金利を発表します。クガニャゴSARB総裁は先週、ダボス会議で講演し、「今年のインフレ率は平均3.6%になると予想している」と表明。インフレ目標(2~4%)の達成に自信を示した上で「SARBの予測モデルでは年内に2回、25bp(0.25%ポイント)の追加利下げを行う余地がある」と述べました。そうした中、市場はSARBがさっそく今会合で25bpの利下げを行なうと見込んでいます。なお、SARBの金融政策決定会合は年6回行われるため、仮に今回利下げを行なえば、次回3月は金利を据え置く公算が高まるでしょう。今回、利下げと同時に利下げのペースダウンを示唆するのか、声明文や総裁の会見が注目されます。
今週の南アランド/円の見通し
予想レンジ
9.650~10.050円
基調
堅調維持
今週の注目ポイント
☆ 1/29南ア中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) FX為替レート・チャート
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
