【週間イベント】
4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
▼北米（米国・カナダ）
米政府機関の閉鎖解除により米9月雇用統計発表の可能性も
▼欧州（ユーロ圏・英国）
BOEによる12月利下げを巡りCPIなどに注目
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
日本7-9月期GDPや10月CPIに注目集まる
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
南ア中銀、利下げ予想がやや優勢
北米（米国・カナダ）
重要イベント
11/17◎カナダ10月消費者物価指数
11/17◎米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
11/17◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
11/18◎米10月鉱工業生産
11/18☆米ADP全国雇用者数（週次）
11/19☆FOMC議事録
11/19◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
11/19◎エヌビディア8-10月期決算
11/20☆米新規失業保険申請件数
11/20◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
11/21☆米11月製造業PMI・速報値
11/21☆米11月サービス業PMI・速報値
11/21◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
11/22◎G20首脳会議（～23日）
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米政府機関閉鎖は、過去最長43日で解除となりました。10月1日以降に延期された米経済指標の発表については、米労働省によると「状況を把握、日程を最終決定するのに時間がかかる可能性」として「データ公表の予定はわかり次第通知」するとのことです。また、米9月雇用統計が発表される可能性があるとハセットNEC委員長が表明していることもありどのようなスケジュールとなるか注目が集まっています。その他、18日に米ADP全国雇用者数（週次）、21日には米11月購買担当者景気指数（PMI）・速報値が発表されます。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
11/19☆英10月消費者物価指数
11/20◎ユーロ圏11月消費者信頼感・速報値
11/21◎英10月小売売上高
11/21☆独11月製造業PMI・速報値
11/21☆独11月サービス業PMI・速報値
11/21☆ユーロ圏11月製造業PMI・速報値
11/21☆ユーロ圏11月サービス業PMI・速報値
11/21☆英11月製造業PMI・速報値
11/21☆英11月サービス業PMI・速報値
11/21☆ラガルドECB総裁講演
11/22◎G20首脳会議（～23日）
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
13日に発表された英7-9月期GDP・速報値は市場予想を下回る結果となりました。そうしたこともあり、市場の英中銀（BOE）による12月会合での利下げ織り込みは9割弱となっています。利下げが確実視されるかどうか19日の英10月消費者物価指数（CPI）や21日の英11月製造業、サービス業PMI・速報値に注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
11/17☆日本7-9月期GDP・速報値
11/18◎RBA議事録
11/19◎NZ7-9月期生産者物価指数
11/19◎日本10月貿易収支
11/19☆豪7-9月期賃金指数
11/20◎小枝日銀審議委員講演・記者会見
11/20◎中国1年/5年物ローンプライムレート（LPR）
11/21◎NZ10月貿易収支
11/21☆日本10月消費者物価指数
11/22◎G20首脳会議（～23日）
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場の12月日銀金融政策決定会合における利上げ織り込みは3割程度まで後退しています。利上げの可能性を巡り17日の日本7—9月期GDP・速報値や21日の10月CPIが重要指標となります。また、20日に予定されている小枝日銀審議委員の発言から利上げとの距離感を探ることになるでしょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
重要イベント
11/19☆南ア10月消費者物価指数
11/19◎南ア9月小売売上高
11/20☆南ア中銀政策金利
11/21◎メキシコ7-9月期GDP・確定値
11/22◎G20首脳会議（～23日）
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
南アフリカはインフレ目標を従来の3－6％から2－4％（3％±1％）に引き下げました。ただ、9月CPIは前年比+3.4％とインフレ目標内ということもあり、市場では南ア中銀が20日の金融政策決定会合で25bp（0.25％ポイント）利下げを決定するとの予想がやや優勢です。なお、19日に発表される南ア10月消費者物価指数（CPI）にも注目です。
新興国のイベント
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外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場のアナリストが、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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