【週間イベント】

4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 小俣凪子
目次
▼北米(米国・カナダ)
FOMC 今後の利下げペースに関心移る
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀 今後の政策金利見通しに注目集まる
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
南ア政策金利は据え置き予想が優勢
北米(米国・カナダ)
重要イベント
9/16◎カナダ8月消費者物価指数
9/16☆米8月小売売上高
9/16◎米8月鉱工業生産
9/17☆カナダ中銀政策金利
9/17☆FOMC政策金利
9/17☆パウエルFRB議長記者会見
9/18☆米新規失業保険申請件数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
16-17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。市場では25bp(0.25%ポイント)の利下げが確実視されており、実際の政策決定よりも今後の利下げペースに関心が移っています。今回は四半期ごとに公表されるドットチャート(政策金利見通し)が発表されるため、年内および2026年にかけての利下げ回数やペースがどの程度示されるかが最大の焦点です。
北米のイベント


欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
9/16☆英8月雇用統計
9/16☆独9月ZEW景況感調査
9/16☆ユーロ圏9月ZEW景況感調査
9/16◎ユーロ圏7月鉱工業生産
9/17☆英8月消費者物価指数
9/17☆ラガルドECB総裁講演
9/17◎ユーロ圏8月消費者物価指数・改定値
9/18☆BOE政策金利
9/18☆BOE議事録
9/18☆ラガルドECB総裁講演
9/19◎英8月小売売上高
9/19◎ユーロ圏財務相会合
9/19◎EU財務相理事会
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
18日に英中銀(BOE)が政策金利を発表します。市場では据え置きが見込まれていますが、その前日には8月消費者物価指数(CPI)が公表されます。市場予想以上にインフレが加速していれば、利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まり、金利据え置きを支持する委員が増える可能性があります。一方で予想を下回る結果となれば、利下げ開始時期を巡る思惑が強まり、ポンド相場に影響を与える展開となりそうです。
欧州のイベント


アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
9/15☆中国8月小売売上高
9/15☆中国8月鉱工業生産
9/17◎日本8月貿易収支
9/18☆NZ4-6月期GDP
9/18☆豪8月雇用統計
9/19◎NZ8月貿易収支
9/19☆日本8月消費者物価指数
9/19☆日銀金融政策決定会合
9/19☆植田日銀総裁記者会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
18-19日に開催される日銀金融政策決定会合では、大方の予想は現状維持となっています。ただし、年内の利上げを見込む向きは6割近くに増加しており、一部には10月の利上げを予想する声も出ています。植田総裁の記者会見で示される今後の見通しに注目が集まります。
アジア・オセアニアのイベント


新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
9/17◎南ア8月消費者物価指数
9/17◎南ア7月小売売上高
8/18☆南ア中銀政策金利
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
18日に南アフリカ中銀の政策金利発表が予定されています。追加利下げを巡っては市場で見方が分かれていますが、どちらかと言えば据え置き予想が優勢です。このため、前日の17日に公表される8月の消費者物価指数(CPI)にも注目が集まりそうです。
新興国のイベント

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト小俣 凪子(おまた・なぎこ)
大学卒業後、約2年メガバンクで勤務し個人営業で投資信託や保険販売等を行う。 2021年3月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 銀行勤務時代に得た接客スキルを活かしながら、X(Twitter)やYouTubeなどSNSで個人投資家に寄り添った情報発信を精力的に行っている。元邦銀ディーラー今井雅人氏と共に「FX脱初心者塾」(動画シリーズ)を担当。
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