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【FX/イベント】就寝前にあしたのネタをチェック 米雇用統計、日実質賃金、英小売売上高ほか 2025年9月5日分 #外為ドキッ

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翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。


※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。

更新日時:2025年9月4日 19時30分

【9/5(金)】:米雇用統計、日実質賃金、英小売売上高ほか

・8:30 日本 7月毎月勤労統計-実質賃金総額(前年比) 

【前回】-1.3% 【市場予想】-0.6%

ポイント:

2025年6月分の実質賃金総額は前年比‐1.3%で、物価上昇に賃金が依然追い付いていない状況が続いています。ただ、マイナス幅は3月以来の縮小ペースとなっており、4カ月ぶりに前月比で小幅化しました。市場予想は‐0.6%ですが、予想を大きく下回る場合は日銀の追加利上げ期待が後退するリスクがあります。一方、予想を上回ってプラス転換すれば、追加利上げ観測を強める材料となるでしょう。

FX視点:

・実質賃金が予想を下回ると、追加利上げの時期後ずれ観測から円高圧力が強まる可能性があります。

・予想を上回る改善が示されれば、日銀の利上げ期待再燃から円相場を支える展開が想定されます。

 

・15:00 イギリス 7月小売売上高(含自動車燃料、前月比)

【前回】0.9% 【市場予想】0.2%

ポイント:

5月に消費が一時的にマイナスに落ち込んだものの、6月は0.9%のリバウンド。ただし、インフレ率が高止まりする中で消費回復が鈍い可能性があります。ただ、内容精査を理由に英国立統計局は当初の8月22日発表を2週間延期しており、過去データとの乖離が甚大になった場合、市場の波乱要因となるリスクも残ります。

FX視点:

・市場予想を上回る強い結果なら、緩やかな利下げペース維持への安心感からポンドを支える展開。

・消費減速が明確化すれば、利下げ期待が台頭し、ポンドは売り圧力にさらされやすくなる可能性があります。

 

・21:30 アメリカ 8月非農業部門雇用者数(NFP)変化  

【前回】7.3万人 【市場予想】7.5万人

ポイント:

7月のNFPは7.3万人増と、市場予想の7.5万人を下回りました。加えて5月・6月分が大幅に下方修正され、雇用拡大ペースの鈍化が鮮明になっています。企業の大規模レイオフ回避傾向が続く一方、AI活用による生産性向上・コスト削減で採用抑制も見られ、トレンドとしては「緩やかな減速」が継続中。極端に強い結果が出ない限り、9月FOMCでの利下げ観測は維持される公算が高いです。

FX視点:

・NFP弱含み、失業率上振れ、賃金鈍化が揃えば、米金利低下観測が強まり、ドルは軟調に。

・賃金が想定以上に加速した場合はスタグフレーション懸念が再燃し、利下げ幅縮小観測から金利反発・ドル高・株安の動きに。

・NFPがブレークイーブン水準付近にとどまれば、雇用市場の底堅さが再評価され、ハト派見方後退→ドル高につながる可能性があります。

 

※ブレークイーブン雇用者数:安定的な雇用創出に要するとされる新規雇用者数で、従来は10~15万人と言われていたが、直近では3~8万人程度へ下がっている模様。

 

※Bloombergのデータを基に作成

 
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