【ドル円週間予想】 上値余地を探る動き。146.40-50を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯。
直近の日足は寄付き安値の大陽線で終え、続伸して引けています。145円超えから新たな上昇トレンド入りしており、短期トレンドは非常に強い状態にあります。新たなトレンド入りして日が浅いことから、深い押しにも繋がり難いと見ますが、146.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。この場合でも143円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となり、上値トライの可能性を残します。一方上値は149.30-40,149.70-80に日足の抵抗がありますが、これらをクリアして150円台に乗せて終えれば、上値余地がさらに拡がり易くなり、151~152円台が視野に入って来ます。但し、中期トレンドがまだ弱く、151円台後半から152円台前半は大きな壁となりそうです。日足の上値抵抗は149.30-40,149.70-80,150.70-80,151.80-90に、下値抵抗は147.90-00,147.20-30,146.90-00,146.50-60にあります。21日移動平均線は143.45に位置しており、これをしっかり上抜けて短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、120日、200日線は152.24と151.05に位置しており、上値を抑え込んだ状態です。
一方直近の週足は、値幅が7円余りある大陽線の出現となり、この陽線が7月に付けた161.95を直近高値として上値を切り下げて来た流れから大きく上抜けた位置で終えており、9月に付けた139.58で完全に底打ちしたことを宣言した形となりました。147~148円台にあった強い上値抵抗をすり抜けており、足元の不安定さを残した状態ですが、トレンドが強い状態にあるので、深い押しにもまだ繋がり難く、暫くはドルの上値トライの流れが継続すると見られます。一方で、中期トレンドが弱い状態にあることから、上下に振れ易く、また、続伸した場合でも152円台はまだ大きな壁となりそうです。中期トレンドは154円台を上抜けて越週するまでは下値リスクがより高い状態です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は149.40-50,151.90-00,152.30-40,153.10-20に、下値抵抗は147.10-20,146.20-30,144.00-10にあります。可能性が低いと見ますが142円を割り込んで越週した場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化します。
今週の戦略は、ドル買いは147.90-00で軽く買って147.40で一旦撤退するか、147.20-30の押し目待ちとします。この場合の損切りは146.80で撤退です。短期トレンドが強い状態にあるので、ドル売りは今週いっぱい様子見か150.20に損切りを置くなら149.70-80で軽く試し売り程度に。
上値は、148.90-00に軽い抵抗が、149.30-40,149.70-80,150.00-10に強い抵抗がありますが、150円台に乗せて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなり、150.40-50,150.90-00,151.30-40,151.80-90,152.30-40にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。短期的にはこれ以上はオーバーシュートの可能性が高いと見ています。下値は、147.90-00に軽い抵抗が、147.60-70,147.20-30,146.90-00にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに146.40-50の抵抗も下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して145円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも143円を割り込んで終えない限り、調整さげの範囲内となり、短期トレンドは大きく変化しません。
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