このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
動画でチャートを解説
上ヒゲを伸ばして押し返される展開が続いている
■メキシコペソ円の現状
- 週足チャートでは52週移動平均線が下値支持線、26週移動平均線が上値抵抗線
- 直近の値動きを見ると、安値を切り上げつつある底堅い展開
■注目ポイント
- 8.90円台への上値突破が焦点
- これまで上値が重たく、上ヒゲを伸ばして押し返される展開が続いている
■今後の展望
- 来週のアメリカ経済指標発表を経て、上昇への突破口が開く可能性
- ただし、8.90円台が上値抵抗として機能し続ける可能性も
■投資手法
- 中長期的にはドルコスト平均法などで、スワップ収入を狙うのが有効
- 短期的にも底堅さが継続していることから、買いを検討できる局面もある
■まとめ
- メキシコペソ円は9.00円台を目指す上値試しが続くと期待できる
- ただし、8.90円台が上値抑えに機能し続ける可能性もあり、慎重な判断が必要
- 長期投資家にはドルコスト平均法が、短期トレーダーにも底堅さから買いの機会がある
総じて、メキシコペソ円は9.00円台への回復に向けた上昇チャレンジが続くと見られるものの、8.90円台の上値抑えが重荷となる可能性もあり、短期的な動きには注意が必要と言えます。投資家は状況に応じた最適な取り組みを検討することが重要でしょう。
メキシコペソ/円 日足チャート
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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