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FX/為替「ドル/円、上下に変動余地大 米CPI次第」 外為どっとコム トゥデイ 2024年2月13日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年2月13日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼12日(月)の為替相場
(1):スペイン中銀総裁「3月発表の見通しが極めて重要」
(2):FRB高官 早期利下げに否定的な考え
(3):NY連銀調査3年先インフレ率 約4年ぶりの低水準

▼12日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:CPIの結果次第で上下双方向に動く余地/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

12日(月)の為替相場

期間:12日(月)午前7時00分~13日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):スペイン中銀総裁「3月発表の見通しが極めて重要」

スペイン中銀のデコス総裁は「欧州中銀(ECB)が3月に発表するインフレと経済成長に関する新たな見通しは、利下げの開始時期を決定する上で極めて重要だ」との見解を示した。なお、前週末10日にはイタリア中銀のパネッタ総裁がECBの利下げについて「刻一刻と近付いている」と述べたことも伝わっていた。

(2):FRB高官 早期利下げに否定的な考え

米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「景気が現状を維持する限り、政策金利は適切な水準にあると考える。当面は利下げが適切だとは見ていない」と発言。その後リッチモンド連銀のバーキン総裁も「インフレ圧力が続くという現実的なリスクはあると思う」として「この段階で勝利宣言するのはかなり大胆に思える」と述べて早期の利下げに否定的な考えを示した。

(3):NY連銀調査3年先インフレ率 約4年ぶりの低水準

NY連銀の1月調査で消費者の1年先インフレ期待は3.0%で前回(3.01%)とほぼ変わらずだった。一方、3年先のインフレ期待は2.4%と2020年3月以来の低水準だった。

12日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:CPIの結果次第で上下双方向に動く余地

昨日のドル/円は上値もみ合いの展開。持ち高調整と見られる動きで149円台を割り込む場面もあったが、NY市場に入ると日経平均先物の大幅高を受けて149.48円前後へと持ち直した。ただ、9日に付けた年初来高値149.57円前後を前に伸び悩むなど、米1月消費者物価指数(CPI)待ちのムードも根強かった。
本日のNY市場で発表される米1月CPIは前年比の伸び率が約3年ぶりに3%を下回ると予想されている。一方、食品とエネルギーを除いたコアCPIは鈍化基調が続くものの3%台後半にとどまる見通しだ。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の多くが、利下げの前にインフレが目標の2%に向けて低下するとの確信を得たいとの姿勢を示していることから、CPIに対する市場の注目度は高い。仮に米1月CPIがコアも含めて予想を下回るようなら、米長期金利の低下とドルの下落につながる公算が大きく、ドル/円も148円台への差し込みは免れないだろう。その反面、CPIが予想を上回れば3カ月ぶりに150円台を回復する可能性が高まりそうだ。米金利先物市場における5月(次々回)の利下げ織り込みは約5割。それだけに、米長期金利とドルはCPIの結果次第で上下双方向に動く余地が大きいと言えるだろう。

注目の経済指標:米消費者物価指数

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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