【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米早期利下げ転換も?米11月雇用統計に注目集まる
▼欧州(ユーロ圏・英国)
独・ユーロ圏のインフレ鈍化…ECB総裁の見解は
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
RBAタカ派スタンスが維持されるか
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコCPI鈍化続くと利下げに動くとの思惑も
北米(米国・カナダ)
重要イベント
12/5◎米10月JOLTS求人件数
12/5☆米11月ISM非製造業景況指数
12/6☆米11月ADP全国雇用者数
12/6◎米10月貿易収支
12/6☆カナダ中銀政策金利
12/7☆米新規失業保険申請件数
12/8☆米11月雇用統計
12/8◎米12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
早ければ来年3月にも米国の利下げが始まるとの見方が広がる中で8日に発表される米11月雇用統計に注目が集まるでしょう。雇用統計の前哨戦として5日の10月JOLTS求人件数や6日の11月ADP全国雇用者数、7日の新規失業保険申請件数にも注目です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
12/4☆ラガルドECB総裁講演
12/6◎ユーロ圏10月小売売上高
12/6◎BOE金融安定報告
12/7◎独10月鉱工業生産
12/7◎ユーロ圏7-9月期GDP・確定値
12/7◎ユーロ圏財務相会合
12/8◎EU財務相理事会
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
前週に発表されたドイツやユーロ圏の11月消費者物価指数(CPI)は予想以上に鈍化しました。そうした中で4日に行われるラガルド総裁の講演に注目が集まりそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
12/5☆中国11月財新サービス業PMI
12/5☆RBA政策金利
12/6☆豪7-9月期GDP
12/7◎中国11月貿易収支
12/7◎豪10月貿易収支
12/8◎日本10月貿易収支
12/8◎日本10月経常収支
12/8◎日本7-9月期GDP・改定値
12/9☆中国11月消費者物価指数
12/9◎中国11月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
5日に豪中銀(RBA)が政策金利を発表します。RBAは来年の利上げ期待が残る数少ない中銀のひとつです。今回は据え置きが濃厚ですが、次回以降の追加利上げに向けたスタンスが注目されます。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
12/4◎トルコ11月消費者物価指数
12/5◎南ア7-9月期GDP
12/7◎南ア7-9月期経常収支
12/7◎メキシコ11月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
7日のメキシコ11月CPIに注目です。伸び率の鈍化が続くようなら、来年の早い時期にメキシコ中銀が利下げに動くとの思惑が高まる可能性がありそうです。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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