【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米9月雇用統計に注目も発表延期の可能性
▼欧州(ユーロ圏・英国)
ラガルドECB総裁の金融政策スタンスは?
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
RBA新総裁就任後、初の理事会
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコCPIは依然として加速予想
北米(米国・カナダ)
重要イベント
10/2☆米9月ISM製造業況指数
10/2☆パウエルFRB議長講演
10/2◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
10/3◎米8月JOLTS求人件数
10/4☆米9月ADP全国雇用者数
10/4☆米9月ISM非製造業景況指数
10/4◎ボウマンFRB理事講演
10/4◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
10/5◎米8月貿易収支
10/5☆米新規失業保険申請件数
10/6◎カナダ9月雇用統計
10/6☆米9月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
11月の利上げを巡って6日の米9月雇用統計に大きな注目が集まりそうです。ただ、米議会が10月1日から始まる新年度の予算案に合意できなければ、雇用統計の発表元である労働省が閉鎖されると見られ、発表が延期される可能性が高まります。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
10/2◎ユーロ圏8月失業率
10/4ラガルドECB総裁講演
10/4◎ユーロ圏8月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)が9月会合で利上げの打ち止めを示唆したことで、市場は来年前半にも利下げに転じるとの見方を強めています。4日に予定されているラガルドECB総裁の講演に注目しましょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
10/2☆日銀短観
10/3☆RBA政策金利
10/4☆RBNZ政策金利
10/5◎豪8月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
3日の豪中銀(RBA)理事会は、9月に就任したブロック総裁にとって初会合となります。声明の文言がどのように変化するのか(あるいは変化がないのか)注目されそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
10/2◎トルコ9月製造業PMI
10/2◎メキシコ9月製造業PMI
10/3◎トルコ9月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
3日に発表されるトルコ9月消費者物価指数(CPI)は、前年比60%台への上昇加速が見込まれています。利上げ期待は高まりそうですが、実質金利のマイナス幅が拡大することになるためリラ安圧力が残りそうです。
新興国のイベント
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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