FX/為替「注目のFX週間イベント 来週の為替はどう動く？」8/7～8/13

【週間イベント】

4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。

執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所　調査部長　神田卓也

目次

▼北米（米国・カナダ）
米7月CPI　さらなるインフレ鈍化を示すか

▼欧州（ユーロ圏・英国）
英景気悪化懸念がくすぶる　英4-6月期GDPに注目

▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
中国7月CPIはコロナ禍以来のマイナス？

▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
メキシコ中銀　政策金利を据え置く見通し

北米（米国・カナダ）

重要イベント

8/7◎ボウマンFRB理事講演
8/8◎米6月貿易収支
8/8◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
8/10☆米7月消費者物価指数
8/10☆米新規失業保険申請件数
8/11◎米7月生産者物価指数
8/11◎米8月ミシガン大消費者態度指数・速報値
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

米7月雇用統計を終えて市場の関心は10日に発表される米7月消費者物価指数（CPI）に移ります。次回9月の米連邦公開市場委員会（FOMC）における利上げの有無を占う上で注目が集まるでしょう。

北米のイベント

欧州（ユーロ圏・英国）

重要イベント

8/7◎独6月鉱工業生産
8/11◎英6月GDP
8/11☆英4-6月期GDP・速報値
8/11◎英6月鉱工業生産

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

インフレや金利の上昇で景気悪化懸念がくすぶる英国で11日に4-6月期国内総生産（GDP）が発表されます。プラス成長を維持できるかどうか注目しましょう。

欧州のイベント

アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）

重要イベント

8/7◎日銀金融政策決定会合における主な意見
8/8◎中国7月貿易収支
8/8◎日本6月経常収支/貿易収支
8/9☆中国7月消費者物価指数
8/9◎中国7月生産者物価指数

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

9日に発表される中国7月消費者物価指数（CPI）はコロナ禍以来の前年比マイナスとなる見通しです。デフレ・低成長の懸念を高めかねないだけに注目しておきましょう。

アジア・オセアニアのイベント

新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）

重要イベント

8/9◎メキシコ7月消費者物価指数
8/10◎トルコ6月鉱工業生産
8/10☆メキシコ中銀政策金利
8/11◎トルコ6月経常収支
8/11◎メキシコ6月鉱工業生産

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

メキシコでは9日に7月消費者物価指数（CPI）、11日に中銀政策金利と重要イベントが続きます。CPIは前年比で4％台への鈍化が予想される中、中銀は政策金利を今回も11.25％に据え置く見通しです。

新興国のイベント

 

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長　上席研究員
神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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