ポンド/円 今日の見通し 「英国は景気後退懸念が強い。ネガティブ要因にポンドは強く反応する」トレード戦略 2022/12/22

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

本日16:00 英7-9月期GDP・確報値発表!
・英7-9月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比-0.2%と予想(-0.5%)を上回った。12月12日に発表された英10月月次GDPは前月比+0.5%(予想:+0.43%)となり3カ月ぶりのプラス成長となった。

・英12月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、速報)はそれぞれ、44.7、50.0となり、製造業は前月(46.5)から低下、サービス業は前月(48.8)から改善となった(12月16日)。

・12月15日の会合でイングランド中銀(BOE)は0.5%の利上げを実施し、政策金利を3.50%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が0.50%の利上げ支持、2名は据え置き、1名は0.75%利上げを支持した。

・英11月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.7%(予想+10.9%)と約41年振りの高水準だった10月の+11.1%からインフレは鈍化した(12月14日)。

英8-10月失業率(ILO方式)は3.7%と前回(3.6%)から悪化。賃金上昇率(除賞与、3カ月平均、前年比)は+6.1%と堅調な伸びを継続していた(12月13日)。

今日のメインシナリオ

英国は景気後退懸念が強い。ネガティブ要因にポンドは強く反応する

本日は英7-9月期GDP(確報値)が発表される。11月11日に発表された速報値では前期比-0.2%とマイナス成長となっていた。英国経済は7-9月期から景気後退に陥っているとの見方が強い。そのため、英景気にとってネガティブな材料に市場は強く反応しやすい。本日発表される確報値が速報値から下振れた際はポンド売り圧力が高まりそうだ。
ポンド/円は英国の経済指標の結果はもちろんのことだが、米ドル/円の動きにも左右されそうだ。年内の重要イベントと考えられていた経済指標等を全てこなし、週末にはクリスマスが迫っている。欧米勢を中心に少し早いクリスマス休暇に入っている市場参加者も少なくないだろう。そのため普段と比べると、ちょっとした材料に為替相場が大きく反応する、といったことが予想される。本日予定されている米国の経済指標の結果を受けて米ドル/円が大きく動くと、ポンド/円もその動きに連動すると予想している。英国だけではなく、米国の経済指標発表時にも警戒をしておきたい。

個別の想定シナリオ

■英7-9月期GDPが速報値から下振れ
⇒英国の景気減速懸念が高まる
⇒ポンドは売られる

チャート分析

注目材料

16:00 英7-9月期GDP 
22:30 一連の米経済指標

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は晴れ、ポンド/米ドルは曇り空に太陽が覗いている。9時にポンド/米ドルのボリンジャーバンドで買いシグナルが点灯。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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