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FX/為替「ドル/円、149円台は介入警戒ゾーン 米ISMにも注目」 外為トゥデイ 2022年11月1日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年11月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(月)の為替相場
(1):豪9月小売売上高 予想を上回る
(2):中国PMI 好不況の分かれ目「50」を下回る
(3):ユーロ圏HICP 過去最大の伸び
(4):為替介入実施状況を公表

▼31日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:149円台半ばで介入警戒感が高まる/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(月)の為替相場

期間:31日(月)午前7時00分~1日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪9月小売売上高 予想を上回る

豪9月小売売上高は前月比+0.6%と予想(+0.5%)を上回った。高インフレや金利上昇にもかかわらず、消費が堅調であることが示された。これを受け豪ドル/円は95円台へと上昇した。

(2):中国PMI 好不況の分かれ目「50」を下回る

中国10月製造業PMIは49.2と予想(49.8)を下回り、前月(50.1)から低下した。好不況の分かれ目となる50.0を下回るのは2カ月ぶり。同非製造業PMIも48.7と予想(50.1)を下回り、5カ月ぶりに50.0を下回った。中国政府による新型コロナウイルス対策の行動規制が影響したと見られる。

(3):ユーロ圏HICP 過去最大の伸び

ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+10.7%と予想(10.3%)を上回り過去最大の伸びを更新。欧州中銀(ECB)が大幅利上げを継続するとの見方が強まったが、同時にユーロ圏の景気悪化懸念も高まった。ユーロ圏7-9月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.2%と予想(+0.1%)を上回ったものの4-6月期(+0.8%)から鈍化した。

(4):為替介入実施状況を公表

財務省が外国為替平衡操作の実施状況を公表。9月29日から10月27日の為替介入額は6兆3499億円だった。過去最大規模の円買い介入が実施され、8月30日から9月28日の2兆8382億円を大きく上回った。

31日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:149円台半ばで介入警戒感が高まる

昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%上昇。米長期金利の上昇を受けて148.85円前後まで上値を伸ばした。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利上げペースを減速させるとの見方が後退する中、米連邦公開市場委員会(FOMC)を目前にしてドル選好の動きが再び強まっている。本日から始まるFOMCでは75bp(0.75%ポイント)の追加利上げが決まる見通し。インフレが高止まりする中、パウエルFRB議長が利上げ減速を示唆することはないとの見方が広がりつつある。

本日もドルは堅調を維持すると見られ、ドル/円が149円台へ続伸する場面もありそうだ。ただ、149円台半ばでは政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるだろう。10月24日に介入が発動されたと見られる149.70円付近に接近すれば伸び悩みそうだ。その他、本日はNY市場で発表される米10月ISM製造業景況指数にも注目したい。仮に好不調の分岐点である50.0を下回れば米景気後退を巡る市場の懸念を高める可能性もある。なお、市場予想はその50.0となっている。

注目の経済指標:米10月ISM製造業景況指数

注目のイベント:豪ロウRBA総裁講演

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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