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FX/為替「1ドル=150円を巡る攻防に注目」 外為トゥデイ 2022年10月20日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年10月20日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼19日(水)の為替相場
(1):英9月CPI予想を上回る
(2):ユーロ圏CPI 予想下回るも過去最高水準
(3):米経済指標 マチマチな結果
(4):米ベージュブック公表
(5):ドル/円 149.91円前後まで上昇

▼19日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:150円を巡る攻防に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

19日(水)の為替相場

期間:19日(水)午前6時10分~20日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英9月CPI予想を上回る

英9月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%と予想(+10.0%)を上回り、7月に記録した約40年ぶりの高水準と並んだ。エネルギー・食品・アルコール飲料・タバコを除いたコアCPIも前年比+6.5%と予想(+6.4%)を上回る伸びとなった。利上げを期待する内容であったものの、英中銀(BOE)の金融政策運営やトラス英首相の財政政策が不透明であることから、ポンドは下落した。

(2):ユーロ圏CPI 予想下回るも過去最高水準

ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)・改定値は前年比+9.9%と速報値(+10.0%)を下回った。インフレ率が過去最高水準を記録する中、欧州中銀(ECB)の利上げ継続姿勢が強まった。

(3):米経済指標 マチマチな結果

米9月住宅着工件数は年率換算143.9万件と予想(146.1万件)を下回った。同建設許可件数は156.4万件と予想(153.0万件)を上回った。

(4):米ベージュブック公表

米連邦準備制度理事会(FRB)は地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表。物価について「いくつかの地区で幾分緩和が見られたが、物価の伸びは高止まりしたまま」、雇用については「ほとんどの地区で緩やかなペースで増加し続けた」、経済活動については「総体的に緩やかに拡大した。ただ、条件は業界や地区によって異なる」との見解が示された。その後、ブラード米セントルイス連銀総裁は「2023年の引き締めを今年に前倒しする選択肢もある」「2023年に良好なインフレ動向を確認できる可能性もある」と発言した。

(5):ドル/円 149.91円前後まで上昇

米10年債利回りが2008年7月以来となる4.138%前後へと上昇。ドル/円も1990年8月以来となる149.91円前後まで上値を伸ばした

19日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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本日の見通し

ドル/円の見通し:150円を巡る攻防に注目

昨日のドル/円は32年ぶり高値を更新して149.91円前後まで続伸。インフレ懸念などから米10年債利回りが14年ぶりに4.13%台へと上昇する中、ドル買い・円売りが優勢となった。人民元やポンドの下落がドルを相対的に押し上げた面もある。

本日のドル/円は心理的節目の150.00円を巡る攻防が最大の見どころとなりそうだ。市場ではドルの先高観が強い一方、政府・日銀による円買い介入への警戒感も高まっている。150.00円を突破すれば上昇に拍車がかかる可能性がある一方、もし円買い介入が入れば一時的にせよ数円単位で下落する公算が大きい。荒い値動きへの備えが必要となりそうだ。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数

注目のイベント:米要人発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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