【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
オセアニアの政策金利発表続く
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
リラ下落警戒感 注意
北米(米国・カナダ)
重要イベント
10/3☆米9月ISM製造業景況指数
10/3◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
10/3◎ウィリアムズNY連銀総裁講演
10/4◎ウィリアムズNY連銀総裁講演
10/4◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
10/4◎デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
10/5☆米9月ADP全国雇用者数
10/5◎米8月貿易収支
10/5☆米9月ISM非製造業景況指数
10/5◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
10/5◎OPECプラス閣僚級会合
10/6☆米新規失業保険申請件数
10/6◎エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
10/6◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
10/6◎クックFRB理事講演
10/7◎カナダ9月雇用統計
10/7☆米9月雇用統計
10/7◎ウィリアムズNY連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
7日に発表される米9月雇用統計が最大の注目を集めるでしょう。米国の雇用情勢に景気減速の兆候が見られなければ、米連邦準備制度理事会(FRB)はさらに積極的な利上げを進めるとの見方が強まる可能性があります。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
10/3◎ユーロ圏財務相会合
10/4◎EU財務相理事会
10/5◎OPECプラス閣僚級会合
10/6◎ユーロ圏8月小売売上高
10/6◎ECB議事要旨
10/7◎独8月鉱工業生産
10/7◎EU首脳非公式会議
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州では超重要イベントはありません。財政不安を巡る英国債の下落に歯止めがかかるかどうかに注目が集まるでしょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
10/3☆日銀短観
10/4☆RBA政策金利
10/5☆RBNZ政策金利
10/5◎OPECプラス閣僚級会合
10/6◎豪8月貿易収支
10/8◎中国9月財新サービス業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
4日に豪中銀(RBA)、5日にNZ中銀(RBNZ)とオセアニアで政策金利の発表が続きます。いずれも追加利上げが見込まれていますが、利上げ自体はほぼ織り込まれていることから、今後の利上げペースに対する各中銀の見通しが注目されそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
10/3☆トルコ9月消費者物価指数
10/5◎OPECプラス閣僚級会合
10/7◎メキシコ9月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコの9月消費者物価指数(CPI)は前年比+80%を超えて大きく加速する見通しです。それにもかかわらずエルドアン大統領は年内に政策金利をヒト桁台に下げるべきだと主張しています。引き続きリラの下落に警戒が必要となりそうです。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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