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FX/為替「米長期金利大幅上昇でドル/円にも反発余地」 外為トゥデイ 2022年8月12日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月12日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼11日(木)の為替相場
(1):米SF連銀総裁の発言
(2):米PPIを受けドル/円、クロス円急落
(3):米長期金利上昇、ドル/円反発

▼11日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:戻りを試すか、米指標に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

11日(木)の為替相場

11日(木)の為替相場期間:11日(木)午前6時10分~12日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米SF連銀総裁の発言

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「インフレを抑制したと勝利宣言するには時期尚早だ」とした上で「9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は50bp(0.50%ポイント)利上げが基本だが75bp利上げも排除しない」と発言。9月FOMCまでに発表される雇用や物価関連の指標を注視する考えを示した。

(2):米PPIを受けドル/円、クロス円急落

米7月生産者物価指数(PPI)は前年比+9.8%と予想(+10.4%)に反して伸びが鈍化(前月+11.3%)。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前年比+7.6%だった(予想+7.7%、前月+8.4%)。インフレの鈍化傾向を示す結果となったことでドル売りが加速。ドル/円は131.73円前後まで下落し、クロス円もそれにつれて軟化。

なお、同時に発表された新規失業保険申請件数は26.2万件増と予想(26.5万件増)を下回ったものの2週連続で増加を示しており労働市場がさらに軟化していることを示唆した。

(3):米長期金利上昇、ドル/円反発

一連の7月物価統計の発表を終えたことで米債に出尽くし売りが入り、米10年債利回りは2.9%付近まで上昇。それにつれてドルを買い戻す動きが強まるとドル/円は133円台を回復した。米30年債入札がやや不調に終わったことも長期金利の上昇に繋がった。

11日(木)の株・債券・商品市場

11日(木)の株・債券・商品市場

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:戻りを試すか、米指標に注目

昨日のドル/円は下げ渋る展開。前日の米7月消費者物価指数(CPI)に続き、7月生産者物価指数(PPI)も伸び率が予想を下回ったことから131.70円台まで下落した。しかしその後は、インフレが鈍化しても米連邦準備制度理事会(FRB)は積極的な利上げを続けるとの見方から米長期金利が反転して大きく上昇。これを受けてドル/円を買戻す動きが強まり一時133円台を回復した。結果的に、日足一目均衡表の雲下限(131.68円前後)が下値支持として機能。足元のこうした動きから、米7月CPI後のドル安はひとまず底を打ったと見られる。米10年債利回りが7月22日以来の2.9%前後まで戻していることを踏まえれば、本日は戻りを試す展開になりそうだ。

注目材料は、NY市場で発表される米8月ミシガン大消費者信頼感指数のインフレ期待となる。なお、5年先の期待インフレ率は前月の2.9%から2.8%へ小幅に低下すると予想されている。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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