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FX/為替「ドル/円、20年ぶり高値131.35円の更新が視野に」 外為トゥデイ 2022年6月6日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月6日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼3日(金)の為替相場
(1):ユーロ圏で複数の経済指標発表
(2):米雇用統計を受けドル買い強まる
(3):FRB要人が9月も0.50%利上げを示唆

▼3日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:20年ぶり高値更新なるか米長期金利に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

3日(金)の為替相場

3日(金)の為替相場期間:3日(金)午前6時10分~4日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ユーロ圏で複数の経済指標発表

独5月サービス業PMI・改定値は55.0と速報値(56.3)から下方修正された。ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値も56.1に修正された(速報値:56.3)。その後発表されたユーロ圏4月小売売上高は前月比-1.3%と予想(+0.1%)に反して大幅減となった。なお、この日ドイツで発表された独4月貿易収支は35億ユーロの黒字(予想:43億ユーロの黒字)であった。

(2):米雇用統計を受けドル買い強まる

米5月雇用統計では、非農業部門雇用者数は39.0万人増と予想(31.8万人増)を上回ったが、前月(43.6万人増)から増加幅が鈍化した。失業率は3.6%と予想(3.5%)を上回ったが、3カ月続けて2020年2月以来の低水準で横ばいとなった。平均時給は前月比+0.3%と予想(0.4%)を下回ったものの、前年比では+5.2%と予想と一致した。市場は雇用統計を堅調な内容と受け止めた模様で、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進めるとの観測が改めて強まった。米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。ドル/円は130円台後半へと上昇。クロス円もドル/円につれて強含んだ。中でもユーロ/円は、4月高値の140.00円前後を超えた事で上昇に弾みが付いた。なお、米国でその後に発表された米5月ISM非製造業景況指数は55.9と予想(56.5)を下回った。

(3):FRB要人が9月も0.50%利上げを示唆

メスター米クリーブランド連銀総裁は、一番の問題は高インフレだとし、「今後2回の会合では0.50%利上げの方向」と述べた。また、「インフレ低下しなければ、9月会合でも0.50%の利上げを支持」「インフレ低下の証拠あれば、9月会合で0.25%の利上げを支持」との考えを示した。米5月雇用統計の結果については「良い結果である」としながらも、「この結果がFRBの見通しを変えるかどうか判断するのはまだ早すぎる」とした。

3日(金)の株・債券・商品市場

3日(金)の株・債券・商品市場

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:20年ぶり高値更新なるか米長期金利に注目

3日のドル/円は131円目前まで上昇。米5月雇用統計の堅調な結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な引き締めスタンスを維持するとの見方が強まると、米長期金利の上昇とともに130.98円前後まで上値を伸ばした。

131.00円付近には戻り売りオーダーが厚い模様で、これらをこなせるかが本日の見どころとなろう。131.00円を突破すれば、5月9日に付けた2002年4月以来の高値である131.35円前後の更新に向けた機運が一気に高まりそうだ。高値更新のカギはやはり米長期金利だろう。米10年債利回りが節目の3.0%を超えられるか注目したい。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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