【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
RBA追加利上げに動く公算
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア)
新興国経済の先行きは不透明 OECD経済見通しに注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
6/7◎米4月貿易収支
6/7◎世銀、世界経済見通し
6/8◎OECD経済見通し
6/9☆米新規失業保険申請件数
6/10◎カナダ5月雇用統計
6/10☆米5月消費者物価指数
6/10◎米6月ミシガン大消費者態度指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米国のインフレ高進はピークを越えたとの見方が出る中、10日に発表される米5月消費者物価指数の結果に注目が集まりそうです。3日に発表された米5月雇用統計の結果と合わせて、今後の利上げペースに関する市場の思惑を左右する可能性があります。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
6/8◎独4月鉱工業生産
6/8◎ユーロ圏1-3月期GDP・確定値
6/8◎OECD経済見通し
6/9☆ECB政策金利発表
6/9☆ECBスタッフ経済予測
6/9☆ラガルドECB総裁会見
6/12-15◎EU外相理事会
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)は7月に利上げを開始する見通しです。9日の理事会では利上げへの地ならしが行われると見られています。同時に発表するスタッフ経済予測の内容にも注目しましょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
6/6◎中国5月財新サービス業PMI
6/6◎黒田日銀総裁講演
6/7☆RBA政策金利発表
6/8◎日本1-3月期GDP・改定値
6/8◎日本4月貿易収支
6/8◎OECD経済見通し
6/9☆中国5月貿易収支
6/10☆中国5月消費者物価指数
6/10◎中国5月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
豪中銀(RBA)も追加利上げに動く公算です。ただ、利上げ幅を巡っては市場の見方が分かれているようで、RBAの判断に注目が集まっています。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア・シンガポール)
重要イベント
6/7◎南ア1-3月期GDP
6/7-9◎ASEAN高級事務レベル会合
6/8◎ロシア5月消費者物価指数
6/8◎OECD経済見通し
6/9◎南ア1-3月期経常収支
6/9◎メキシコ5月消費者物価指数
6/10◎ロシア中銀政策金利発表
6/10◎メキシコ4月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米国などの先進国の多くが金融引き締め志向を強める中、新興国経済の先行きには不透明感が漂っています。そうした中、経済協力開発機構(OECD)が発表する世界の経済見通しに注目です。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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