FX/為替「ドル/円、126円台で底値を探る」 外為トゥデイ 2022年5月25日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月25日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼24日(火)の為替相場
(1):ECB 7月利上げ観測一段と高まる
(2):ユーロ圏経済指標 予想下回る結果
(3):英消費動向に不透明感が広がる
(4):米新築住宅販売 大幅な落ち込み

▼24日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:126円台前半では底堅い/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

24日(火)の為替相場

期間:24日(火)午前6時10分~25日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ECB 7月利上げ観測一段と高まる

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は現在-0.50%の政策金利(預金ファシリティ金利)について「7-9月期の終わりまでにプラス圏に移行する可能性が高い」と発言。「7月に利上げが可能」とした前日の見解からさらに踏み込んだ発言と受け止められユーロが上昇した。

(2):ユーロ圏経済指標 予想下回る結果

独5月製造業PMI・速報値は54.7(予想:54.0)、同サービス業PMI・速報値は56.3(予想:57.1)となった。その後に発表されたユーロ圏5月製造業PMI・速報値は54.4(予想:54.7)、同サービス業PMI・速報値は56.3(予想:57.4)であった。

(3):英消費動向に不透明感が広がる

英5月製造業PMI・速報値は54.6(予想:55.0)、同サービス業PMI・速報値は51.8と(予想:57.0)と特にサービス業の弱さが目立った。英国の消費動向に不透明感が広がると、発表直後にポンド売りが強まった。

(4):米新築住宅販売 大幅な落ち込み

米4月新築住宅販売は年率換算59.1万件と市場予想(74.8万件)を大幅に下回った。住宅ローン金利と住宅価格の上昇が重しとなり、前月比-16.6%の大幅な落ち込みとなった。米国株の安寄りも相まって米10年債利回りが急低下するとドル/円は126.36円前後まで下落。クロス円でも円買い圧力が強まった。

24日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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本日の見通し

ドル/円の見通し:126円台前半では底堅い

昨日のドル/円は126円台へと反落。米長期金利の低下を受けて127.00円を割り込むと、ストップロスのドル売り・円買いを巻き込んで126.36円前後まで下値を拡大した。利上げ期待でユーロが上昇した事もドルを圧迫した。なお、欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は政策金利(現在-0.50%の預金ファシリティ金利)について「7-9月期の終わりまでにプラス圏に移行する可能性が高い」と発言。英中銀(BOE)、米連邦準備制度理事会(FRB)、豪中銀(RBA)などに続いて、ECBも利上げサイクルに入る事が確実となった。大規模緩和を続ける日銀だけが世界的な金融引き締めブームから取り残される格好だ。

世界的な金融引き締めへの懸念で下落基調の株価に落ち着きが戻れば、円は改めて売られる公算が大きいだろう。

本日のドル/円は調整含みの展開が続く可能性もあるが、126円台前半では底堅く推移すると見ている。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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