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FX/為替「ロシアルーブルの急落がすごい。ウクライナ危機を受け」変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 対象期間:2022年2月1日~2月28日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』1カ月間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2022年2月1日~2月28日の営業日

▼変動率ランキング
ロシアルーブルの変動が際立つ、ウクライナ危機を受け


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)が首位


▼取引高ランキング
ユーロ/円が第3位に


▼まとめ

変動率ランキング:ロシアルーブルの変動が際立つ、ウクライナ危機を受け

計測期間である2月中で最も変動率が高かったのはロシアルーブル/円だった。為替レートで見ると、月初は1.480から始まり、一旦上昇を見せるも2月24日にロシアのウクライナ侵攻がはじまると大きく下げ、1.076の安値を付けた。

ロシアがウクライナ周辺へ軍隊を集結させていることは昨年末から明らかであった。また米国は侵略の恐れありと警告していた。有事に発展するリスクは市場に認知されていたももの、実際にウクライナ全土を巻き込むような侵攻があるとは十分織り込まれておらず、事が起きてからルーブルが下落した形だ。執筆時点(3/9)においてウクライナ情勢の「出口」は見えておらず、混乱が長引く可能性が指摘されている。

インフレ見通しに加えウクライナ情勢緊迫化で原油価格が上昇する中、原油輸入国であるトルコはリラ安に見舞われた。とはいえ、ロシアルーブル/円の変動率63.62%には遠く及ばなかった。

第7位にはユーロ/豪ドルが位置している。これまでは月間の変動率3~4%ほどだったが、2月は5%超となっている。ウクライナから地理的に遠く、エネルギーや穀物の輸出国であるオーストラリアの通貨が買われ、ロシアの脅威にさらされるユーロが売られた形だ。

ドル/円は変動率1.92%の26位になった。ウクライナ侵攻前後で、レートにほとんど変動がなかった。有事のドル買いに加え、有事の円買いも行われた為、ドル/円レートが均衡したためだと思われる。

集計期間中、3%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち18通貨ペアだった(前回:17通貨ペア)。その内5%以上の変動幅を記録したのは7通貨ペアだった(前回:9通貨ペア)。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 63.62% 1.556 0.951
2 TRY/JPY 12.59% 8.655 7.687
3 EUR/TRY 11.24% 16.5124 14.8446
4 USD/TRY 10.58% 14.6537 13.2521
5 SEK/JPY 6.66% 12.721 11.927
6 NOK/JPY 5.15% 13.267 12.617
7 EUR/AUD 5.13% 1.62249 1.54327
8 EUR/NZD 4.86% 1.73578 1.65538
9 ZAR/JPY 4.77% 7.737 7.385
10 EUR/JPY 4.09% 133.151 127.917
11 GBP/AUD 3.89% 1.91781 1.846
12 AUD/JPY 3.82% 83.984 80.897
13 NZD/JPY 3.76% 78.374 75.531
14 NZD/USD 3.70% 0.68086 0.65654
15 AUD/USD 3.56% 0.72834 0.70332
16 EUR/USD 3.50% 1.14948 1.11064
17 AUD/CAD 3.28% 0.92392 0.89457
18 GBP/JPY 3.06% 158.065 153.374
19 MXN/JPY 2.96% 5.706 5.542
20 GBP/USD 2.79% 1.36429 1.32725
21 CAD/JPY 2.77% 91.703 89.227
22 EUR/GBP 2.35% 0.84777 0.82832
23 SGD/JPY 2.32% 86.51 84.552
24 CNH/JPY 2.23% 18.327 17.928
25 HKD/JPY 1.93% 14.916 14.633
26 USD/JPY 1.92% 116.336 114.14
27 USD/CAD 1.91% 1.28768 1.26353
28 USD/CHF 1.61% 0.92964 0.91494
29 CHF/JPY 1.33% 125.648 124.004
30 AUD/NZD 1.25% 1.07969 1.06633

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が首位

前月と比べ、ユーロ/トルコリラ(売)の首位は変わらなかった。ユーロ/NZドル(売)が前回の第6位から第8位に下がった。ドル/トルコリラ(売)が第2位、ロシアルーブル/円(買)が第3位、メキシコペソ/円(買)が第4位、南アランド/円(買)が第5位、人民元/円(買)が第6位になっている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 11276 53,000
2 USD/TRY 6815 47,000
3 RUB/JPY 6450 100,000
4 MXN/JPY 1960 30,000
5 ZAR/JPY 1950 40,000
6 CNH/JPY 1720 80,000
7 EUR/GBP 902 53,000
8 EUR/NZD 833 53,000
9 GBP/JPY 670 63,000
10 TRY/JPY 593 4,000
11 EUR/USD 560 53,000
12 EUR/AUD 412 53,000
13 GBP/AUD 350 63,000
14 EUR/JPY 305 53,000
15 NZD/JPY 286 32,000
16 CHF/JPY 280 51,000
17 USD/CHF 267 47,000
18 USD/JPY 195 47,000
19 GBP/USD 139 63,000
20 AUD/NZD 68 34,000
21 AUD/JPY 29 34,000
22 AUD/CAD 26 34,000
23 CAD/JPY 25 37,000
24 SGD/JPY 20 35,000
25 HKD/JPY 0 60,000
25 SEK/JPY 0 50,000
25 NOK/JPY 0 60,000
28 AUD/USD -79 34,000
29 USD/CAD -96 47,000
30 NZD/USD -99 32,000

 

取引高ランキング:ユーロ/円が第3位に

期間中の取引高ランキングを見ると、ドル/円の首位は揺るがなかった。ユーロ/円が、前回の第7位から第3位へ大きく上昇している。ウクライナ情勢からユーロ安と見た個人投資家の取引が多かったものと思われる。一方でポンド/円は前回の第5位から2つランクダウンとなった。南アランド/円も順位を下げている。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 AUD/JPY 2
3 EUR/JPY 7
4 MXN/JPY 4
5 GBP/JPY 3
6 EUR/USD 6
7 ZAR/JPY 5
8 AUD/USD 9
9 TRY/JPY 8
10 NZD/JPY 11
11 GBP/USD 10
12 GBP/AUD 12
13 EUR/AUD 13
14 NZD/USD 15
15 RUB/JPY 16
16 CAD/JPY 14
17 CNH/JPY 18
18 EUR/GBP 17
19 AUD/NZD 21
20 EUR/NZD 26
21 USD/CAD 19
22 CHF/JPY 20
23 USD/CHF 22
24 USD/TRY 23
25 EUR/TRY 28
26 AUD/CAD 24
27 NOK/JPY 25
28 SEK/JPY 27
29 HKD/JPY 29
30 SGD/JPY 30

 

まとめ

これまでトルコリラの変動率ばかりが目立っていたものの、集計期間の2月はロシアルーブルに注目が移った。2月末に国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシア排除が決まり、ルーブルの価値が大きく下落している。為替市場では「有事の豪ドル買い」という、これまで見られなかった動きになっている。ウクライナ情勢は、長期化・泥沼化が予想される一方、リスクオフが和らぐ場面もあり、気が抜けない状況だ。

このような世界秩序が変化する中で3月米FOMCがどのような発表になるか注目だ。

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