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FX/為替「ドル/円、1月足は『気迷い』の十字線」 外為トゥデイ 2022年2月1日号

外為トゥデイ

目次

▼31日(月)の為替相場
(1):本邦株反発・原油高で豪ドル/円上昇
(2):ユーロ圏GDPはわずかに予想を下回る
(3):ECBの金融政策正常化期待でユーロ上昇
(4):月末フローで上下

▼31日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:改めて方向感を模索

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

31日(月)の為替相場

31日(月)の為替相場期間:31日(月)午前7時00分~1日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦株反発・原油高で豪ドル/円上昇

日本株がプラス圏に浮上した事に加え、NY原油(WTI)が時間外取引で88ドル台に上昇した事で豪ドル買い・円売りが優勢となった。豪中銀(RBA)が翌日の理事会で量的緩和(QE)を終了させ、7-9月期の利上げの準備に入るとの見方が広がった事も豪ドル高を後押しした。

(2):ユーロ圏GDPはわずかに予想を下回る

ユーロ圏10-12月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.3%と予想(+0.4%)をわずかに下回ったが、7-9月期の確定値(+2.2%)から+2.3%へと小幅に上方修正された。

(3):ECBの金融政策正常化期待でユーロ上昇

独1月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+4.9%と前月(+5.3%)から伸びは鈍化したものの、予想(+4.4%)を上回った。なお、欧州連合(EU)基準の1月CPIは前年比+5.1%だった(予想+4.3%、前月+5.7%)。これを受けて欧州中銀(ECB)の金融政策正常化期待が高まり、ユーロが上昇した。前週末29日にイタリアで行われた第8回目の大統領選投票でマッタレッラ大統領の再選が決まった事もユーロの買い安心感に繋がったと見られる。大統領の再選でドラギ首相が改革に向けた取り組みを継続するとの期待が広がった。

(4):月末フローで上下

月末のロンドン・フィキシング(日本時間25時)の前後で、対ドルや対ポンドを中心にユーロ買いが強まった。ユーロ/円はユーロ/ドルやユーロ/ポンドにつれて上昇。ドル/円は対ユーロでのドル安が重しとなり下落。ポンド/円もユーロ高・ポンド安の影響で弱含んだ。

31日(月)の株・債券・商品市場

31日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:改めて方向感を模索

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。月末特有の持ち高調整と見られるドル売りが入り、一時114.92円前後まで弱含んだ。ただ、世界的に株価が堅調に推移する中、クロス円の上昇に支えられて下げ渋った。

1月の月足は「気迷い」を示す十字線で引けており、2月相場入りの本日から、改めて方向感を模索する事になりそうだ。

アジアタイムは豪中銀(RBA)の政策金利発表に注目。資産買い入れの終了が見込まれており、利上げ開始時期の予想を前倒しする可能性もある。利上げ期待で豪ドルが買われれば、金融政策正常化の流れに取り残される日本円に下落圧力がかかる可能性もありそうだ。NYタイムは米1月ISM製造業景況指数が発表される。米国の景気に対する先行性を持つ重要統計だけに2月のドルの動きを占う上で注目される。市場予想は57.5となっており、高水準は維持するものの前月の58.8からやや低下すると見られている。

注目の経済指標

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注目のイベント

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