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「取引高ランキングで豪ドル/円が躍進」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2021年2月15日~2月19日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2021年2月15日~2月19日の営業日

▼変動率ランキング
メキシコペソ/円の下落が目立つ


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコ(売)が6週連続首位


▼取引高ランキング
豪ドル/円が第2位に


▼まとめ

変動率ランキング:メキシコペソ/円の下落が目立つ

期間中の為替相場は、前週に比べ動きが出た

変動率第1位はメキシコペソ/円だった。週初は日足で陽線を付けるも、以降は窓を開けての下落が続いた。昨年12月から、5円30銭へ上昇すると下落するというパターンが3度も繰り返されている。これは、アメリカを寒波が襲い、その影響で石油・天然ガスのパイプラインが閉鎖、メキシコ北部で電源供給が滞り工場停止になったことがペソ下落の要因と見られる。

先週に引き続き第2位となったトルコリラ/円は、週初に上昇した勢いを、週を通して維持した格好だ。15円超えは2020年8月以来である。このリラ上昇には海外からの資金流入が影響していると見られている。また、注目されていた18日のトルコ中銀政策金利では金利据え置きが発表された。直後のリラの反応は限定的だった。

第3位は南アランド/円だった。直近高値の7円20銭を超えてから上値が重い状態が続く。ここまで世界的な資源価格上昇がランド高を支えてきたが、新型コロナウイルスによる南ア国内の死者が、統計よりも大幅に多いことが明らかになるなど、ネガティブ要因が出てきている。

ドル/円は変動率1.28%の23位になった。先週の第10位から大幅ダウンだが、変動率からみれば妥当な位置だろう。水曜日に106円を超え約4カ月ぶりの高値を記録したが、勢いは続かず、小幅下落して週の取引を終えた。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち10通貨ペアと、前回の2から増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは1つで、こちらは前回のゼロから増加した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 MXN/JPY 3.03% 5.297 5.141
2 TRY/JPY 2.87% 15.27 14.844
3 ZAR/JPY 2.53% 7.329 7.148
4 USD/TRY 2.37% 7.0561 6.8926
5 NOK/JPY 2.29% 12.622 12.339
6 RUB/JPY 2.27% 1.443 1.411
7 NZD/JPY 2.25% 77.219 75.52
8 NZD/USD 2.19% 0.73138 0.71569
9 AUD/JPY 2.16% 83.16 81.401
10 EUR/TRY 2.02% 8.5273 8.3584
11 GBP/JPY 1.99% 148.156 145.262
12 AUD/USD 1.97% 0.78767 0.77244
13 EUR/AUD 1.58% 1.56366 1.53931
14 GBP/USD 1.49% 1.40353 1.38292
15 CAD/JPY 1.45% 83.854 82.656
16 EUR/NZD 1.43% 1.68275 1.65909
17 SEK/JPY 1.40% 12.792 12.615
17 USD/CHF 1.40% 0.89948 0.88706
19 HKD/JPY 1.32% 13.692 13.514
20 CNH/JPY 1.29% 16.52 16.309
21 GBP/AUD 1.28% 1.8023 1.77945
21 EUR/GBP 1.28% 0.87505 0.864
21 USD/JPY 1.28% 106.219 104.879
24 EUR/USD 1.22% 1.21693 1.20229
25 USD/CAD 1.21% 1.27448 1.25928
26 SGD/JPY 1.15% 79.952 79.042
27 AUD/CAD 1.14% 0.99321 0.98204
28 CHF/JPY 1.10% 118.864 117.569
29 EUR/JPY 1.04% 128.455 127.128
30 AUD/NZD 0.72% 1.07953 1.07185

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコ(売)が6週連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ユーロ/トルコ(売)の首位に変化は無かった。人民元/円(買)は2つランクを落としている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 2574 52,000
2 USD/TRY 2027 43,000
3 RUB/JPY 960 90,000
4 ZAR/JPY 640 30,000
5 MXN/JPY 480 30,000
6 CNH/JPY 360 70,000
7 TRY/JPY 319 7,000
8 EUR/USD 131 52,000
9 EUR/NZD 126 52,000
10 EUR/GBP 106 52,000
11 EUR/AUD 94 52,000
12 EUR/JPY 78 52,000
13 USD/CHF 64 43,000
14 USD/JPY 47 43,000
15 CHF/JPY 40 48,000
16 NZD/USD 35 31,000
17 GBP/JPY 12 59,000
18 NZD/JPY 10 31,000
19 AUD/JPY 9 33,000
20 CAD/JPY 8 34,000
21 AUD/USD 0 33,000
21 GBP/USD 0 59,000
21 HKD/JPY 0 60,000
21 NOK/JPY 0 60,000
21 GBP/AUD 0 59,000
21 SEK/JPY 0 60,000
21 SGD/JPY 0 32,000
28 USD/CAD -54 43,000
29 AUD/NZD -58 33,000
30 AUD/CAD -69 33,000

 

取引高ランキング:豪ドル/円が第2位に

期間中の取引高ランキングを見ると、しばらく第2位を保っていたメキシコペソ/円を、豪ドル/円が追い抜くことになった。期間中は豪ドル高・円安が進み、年初来高値を更新し続けている。変動率こそ第9位(2.16%)と振るわなかったが、トレンドフォローを得意とする個人投資家には、取引しやすい相場展開だったのかもしれない。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 AUD/JPY 3
3 MXN/JPY 2
4 GBP/JPY 4
5 ZAR/JPY 6
6 EUR/JPY 7
7 TRY/JPY 8
8 EUR/USD 5
9 GBP/USD 9
10 AUD/USD 10
11 NZD/JPY 11
12 NZD/USD 15
13 EUR/AUD 13
14 EUR/GBP 14
15 GBP/AUD 12
16 CHF/JPY 19
17 USD/CAD 20
18 CAD/JPY 16
19 USD/CHF 18
20 AUD/NZD 17
21 CNH/JPY 23
22 EUR/TRY 22
23 RUB/JPY 21
24 USD/TRY 25
25 NOK/JPY 27
26 EUR/NZD 24
27 HKD/JPY 26
28 AUD/CAD 28
29 SEK/JPY 29
30 SGD/JPY 30

まとめ

変動率は、先週に比べて動きが出てきた印象だ。今週のイベントとしてチェックしておきたいのは、23日、24日のパウエルFRB議事録の議会証言だろう。また米国のインフレ率上昇が指摘される中で、個人消費支出にも注目が集まりそうだ。欧州では22日にラガルドECB総裁の講演が行われる。

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