目次
▼4日(火)の為替相場
(1):豪貿易収支 予想を下回る
(2):RBA 政策金利据え置き
(3):欧州市場 ドル買い優勢
(4):NY市場 一転ドル売り強まる
4日(火)の為替相場
期間:4日(火)午前6時10分~5日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪貿易収支 予想を下回る
豪6月貿易収支は82.02億豪ドルの黒字と、黒字額は予想(88.00億豪ドル)を下回った。一方、豪6月小売売上高は前月比+2.7%と予想(+2.4%)を上回る伸びとなった。
(2):RBA 政策金利据え置き
豪中銀(RBA)は、予想通りに金融政策の据え置きを発表。声明では「豪経済は非常に困難な時期を迎えており、1930年代以来最大の縮小を経験している」と指摘。「景気の落ち込みは予想したほど深刻でなく、国内の大部分の地域で回復しつつあるものの、ビクトリア州がコロナ感染第2波による経済的打撃を受けており、全体として回復は不均一で不安定なものとなる可能性が高い」との見方を示した。
(3):欧州市場 ドル買い優勢
欧州市場は株価が上値の重い展開となる中、ドル買いが優勢。ドル/円は106.20円付近まで小幅に上昇した。しかし、クロス円はストレートドルの下落の影響が大きく弱含みで推移した。
(4):NY市場はドル売り強まる
NY市場は一転してドル売りが強まった。米議会で、新型コロナ対応の追加経済対策を巡る与野党協議に進展が見られた事を好感して米国株が上昇する中、クロス円はストレートドルの上昇とドル/円の下落に挟まれて小動きとなった。米5年債利回りが過去最低水準を記録するなど米長期金利が低下した事もドルの重しとなった。
4日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
105円台半ばの下値試しへ
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。106円ちょうどを挟んだもみ合いが続いていたが、米長期金利の低下とともにNY市場で105.60円台まで下落した。106円台の上値の重さを確認した格好とあって、次は下値を探る展開になりやすいと見る。
まずは105.50円台を通る日足一目均衡表の転換線が下値支持となるか注目したい。仮に下抜ければ、再び105.00円の節目が視野に入ってこよう。なお、本日は米7月ADP全国雇用者数と米7月ISM非製造業景況指数が発表される。これらが良好なら7日の米7月雇用統計まではドルが売られにくくなりそうだ。
本日及び明朝の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。