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豪ドル/円 見通し「連騰で112円台回復...日銀利上げでも金利差は縮まらない公算」注目の高金利通貨 9月20日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2026年9月18日13時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週の豪ドル/円は安値圏から切り返す展開

 週初14日には約1カ月半ぶりの安値となる109.67円前後まで下落する場面もありました。しかし、中東情勢の混迷でエネルギー価格が上昇する中、豪ドル買いが入ると15日には110.60円台まで反発。16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル/円の上昇につれて110.80円台へと続伸し、17日には111円台にタッチしました。18日の東京市場では、豪中銀(RBA)のブロック総裁が「インフレの上振れリスクは、一部が現実のものになりつつある」などと発言したため利上げ期待が高まったことや、日銀の利上げ後に材料出尽くしの円売りが強まったことから112円台へと続伸しており、5連騰がほぼ確実な情勢となっています。

今週の豪ドル/円の注目ポイントは8月雇用統計

 24日に豪8月雇用統計が発表されます。9月29日のRBA理事会を前に、雇用統計が利上げを占う上での最終チェックポイントになるでしょう。市場予想は新規雇用者数が2.00万人増となっており、前回の1.58万人減から増加に転じる見通しです。失業率の市場予想は4.5%で前月から横ばいとなる見込みです。なお、豪金利先物が織り込む9月29日の25bp(0.25%ポイント)利上げの確率は18日13時時点で約87%です。雇用統計が予想に沿った結果であれば(予想を大きく下振れしない限り)100%に向かってさらに織り込みが進む可能性が高そうです。なお、RBAが利上げを行えば政策金利は4.60%に上昇する公算です。日銀は18日に利上げしましたが政策金利は1.25%。日豪金利差は開いたままとなるため、豪ドル安・円高には振れにくい環境となるでしょう。

 

来週の豪ドル/円の見通し

予想レンジ
110.500~113.500円
基調
底堅い

今週の注目ポイント
☆9/24 豪8月雇用統計
・主要国株価、国際商品価格

 

豪ドル/円(MXN/JPY) FX為替レート・チャート

外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。