
本記事では、2026年4月16日に発表される主要な経済指標をFXトレーダー向けにわかりやすくまとめています。発表時間・市場予想・注目ポイント・為替への影響を短時間でチェックできます。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:
オーストラリア 3月新規雇用者数・失業率|10:30発表
オーストラリアの雇用統計は、労働需給のタイトさやインフレ圧力を判断するうえで重要な指標であり、RBAの政策判断にも直結します。労働市場の強弱は豪ドル相場の変動を大きくしやすく、市場参加者の注目度も高いデータです。
発表数値の確認
- 3月新規雇用者数:前回 4.89万人/予想 1.78万人
- 3月失業率:前回 4.3%/予想 4.3%
注目ポイント
労働市場は底堅さを維持しており、就業者数の増加や人材確保の難しさ、単位労働コストの高止まりなどから、需給は依然としてややタイトな状態が続いています。失業率は4.3%前後で推移し、年初からわずかに上昇したものの、歴史的には低水準です。こうした粘り強い労働市場はインフレの鈍化を遅らせやすく、RBAは「インフレ率は依然として高すぎる」との認識を維持しています。ハウザー副総裁も、現在の金利が十分に引き締め的か確信が持てないとして、必要に応じた追加利上げの可能性に言及しています。労働市場の強さとインフレ圧力が、RBAの慎重な政策姿勢を支える構図となっています。
市場への影響
豪ドル円は、雇用者数と失業率の組み合わせによって反応が分かれやすい局面にあります。
- 雇用強い × 失業率低下(または横ばい):労働市場の強さが意識され、豪ドル買いが優勢となりやすい。
- 雇用弱い × 失業率上昇:景気の勢いに陰りが意識され、RBAが次回利上げを急ぐ必要性はやや後退する。豪ドルは上値が重くなりやすく、豪ドル円は軟調になりやすい。
今回の雇用統計は、豪ドル円の短期的な方向性を左右する重要イベントとなるため、発表後の初動と金利動向の連動を丁寧に追う必要があります。
中国 1–3月期 四半期GDP|11:00発表
中国のGDPは、国内景気の強弱だけでなく、世界のリスク選好や資源国通貨の動きにも影響を与える重要指標です。不動産市場の調整や内需の弱さが意識されるなか、成長ペースが市場心理を左右しやすい状況が続いています。
発表数値の確認
- 1–3月期 GDP(前期比):前回 1.20%/予想 1.40%
- 1–3月期 GDP(前年比):前回 4.50%/予想 4.80%
注目ポイント
中国経済は、不動産市場の低迷や消費の伸び悩みが重しとなる一方、輸出や製造業の持ち直しが下支えとなり、全体としては緩やかな回復基調を維持しています。政府が掲げる年間成長目標の達成に向け、財政支援や産業政策がどの程度効果を発揮しているかが市場の焦点です。
今回のGDPは前期比・前年比ともに改善が見込まれているため、予想通りであれば景気底打ちの確認材料となります。一方、予想を下回る場合は、追加の景気刺激策への期待が高まりやすく、市場のリスク選好に影響を与える可能性があります。
市場への影響
- 予想を上回る場合:中国景気の底堅さが意識され、アジア株や資源国通貨が支えられやすい。
- 予想を下回る場合:景気不安が再燃し、リスク回避の動きが強まりやすい。特に豪ドルやNZドルは影響を受けやすい。
今回のGDPはアジア市場のセンチメントを左右する重要イベントとなるため、発表後の株価や商品市況、資源国通貨の反応を丁寧に追う必要があります。
アメリカ 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数・新規失業保険申請件数|21:30発表
米国の製造業関連指標や雇用指標は景気の先行きを判断するうえで重要な経済データであり、FRBの政策スタンスにも影響を与えやすい存在です。特にフィラデルフィア連銀指数はISM製造業指数との相関が高く、市場の注目度が高い指標です。
発表数値の確認
- 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数:前回 18.1/予想 11
- 新規失業保険申請件数:前回 21.9万件/予想 21.0万件
注目ポイント
フィラデルフィア連銀指数は前回18.1と強い結果となっており、今回もプラス圏を維持できるかが焦点です。予想の11を上回れば製造業の底堅さが意識され、米景気の回復期待が高まりやすくなります。一方、予想を下回る場合は製造業の勢いに陰りが出ているとの見方が広がり、金利や株式市場の反応を誘発しやすい局面となります。
新規失業保険申請件数は20万件前後の低水準を維持しており、労働市場の強さを示す材料となっています。予想より増加した場合は労働需給の緩みが意識され、景気の減速懸念がやや強まりやすい状況です。
市場への影響
- フィラデルフィア連銀指数が予想を上回る場合:製造業の回復期待が強まり、米金利が上昇しやすい。ドル買いが優勢となりやすい。
- 指数が予想を下回る場合:景気の勢いに不安が生じ、ドルは上値が重くなりやすい。
- 新規失業保険が予想より増加した場合:労働市場の強さに陰りが見え、リスク回避の動きが出やすい。
- 予想より減少した場合:労働市場の底堅さが意識され、ドルの支援材料となりやすい。
今回の2指標は米景気の強弱を測るうえで重要な発表となるため、発表後の金利やドル相場の動きを丁寧に確認する必要があります。
翌日の主要経済指標一覧
| 時刻 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|
| 8:50 | 日本 | 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) | -2兆4624億円 | -- |
| 8:50 | 日本 | 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) | 2兆9596億円 | -- |
| 10:30 | オーストラリア | 3月新規雇用者数 | 4.89万人 | 1.78万人 |
| 10:30 | オーストラリア | 3月失業率 | 4.3% | 4.3% |
| 11:00 | 中国 | 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比) | 1.2% | 1.4% |
| 11:00 | 中国 | 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比) | 4.5% | 4.8% |
| 11:00 | 中国 | 3月小売売上高(前年同月比) | 2.8% | 2.4% |
| 11:00 | 中国 | 3月鉱工業生産(前年同月比) | 6.3% | 5.4% |
| 15:00 | イギリス | 2月月次国内総生産(GDP)(前月比) | 0.0% | 0.1% |
| 15:00 | イギリス | 2月鉱工業生産(前月比) | -0.1% | 0.3% |
| 15:00 | イギリス | 2月鉱工業生産(前年同月比) | 0.4% | -1.1% |
| 15:00 | イギリス | 2月製造業生産指数(前月比) | 0.1% | 0.2% |
| 15:00 | イギリス | 2月商品貿易収支 | -144.49億ポンド | -202.50億ポンド |
| 15:00 | イギリス | 2月貿易収支 | 39.22億ポンド | -20.00億ポンド |
| 15:30 | スイス | 3月生産者輸入価格(前月比) | -0.3% | -- |
| 18:00 | ユーロ | 3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) | 2.5% | 2.5% |
| 18:00 | ユーロ | 3月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比) | 2.3% | 2.3% |
| 21:30 | アメリカ | 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | 18.1 | 11.0 |
| 21:30 | アメリカ | 新規失業保険申請件数 | 21.9万件 | 21.0万件 |
| 21:30 | アメリカ | 失業保険継続受給者数 | 179.4万人 | -- |
| 22:15 | アメリカ | 3月鉱工業生産(前月比) | 0.2% | 0.2% |
| 22:15 | アメリカ | 3月設備稼働率 | 76.3% | 76.3% |
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