
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年3月27日10時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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NZドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のNZドル/円は2カ月半ぶり安値で下げ一服
週初3月30日は三村財務官が円買い介入をちらつかせて市場をけん制したほか、日経平均株価がイラン情勢を懸念して大幅安となったことから一時91円台を割り込みました。31日には90.68円前後まで下落して1月19日以来の安値を付けましたが、その後はNZドル安が一服。イラン情勢を巡る過度な懸念が和らいだとして1日には91円台半ばまで持ち直す場面もありました。ただ、2日(米国1日夜)に行われたトランプ米大統領の演説を受けて、イラン戦争が長期化するとの懸念が再燃。再び91円台を割り込みましたが、米国株が底堅く推移したため91円台を回復してこの日の取引を終えました。3日の東京市場でも91円台前半を維持しており、14時時点では91.10円台で取引されています。
今週のNZドルドル/円の注目ポイントはRBNZ
今週は8日にNZ中銀(RBNZ)が政策金利を発表します。前回2月会合では政策金利を4会合ぶりに据え置き、2.25%に維持しました。ただ、「景気回復を支援するため、金融政策は当面緩和的なスタンスを維持する必要がある」と表明。その上で、利上げへの政策転換は今年末から来年初めになるとの見通しを示したことから、市場の利上げ期待が後退した経緯があります。ところが、その後まもなくイラン戦争が勃発。その影響で現在も原油などのエネルギー価格が高止まりしています。そのため、NZのインフレが押し上げられる公算も高まっており、市場ではNZ中銀の早期利上げ期待が再び浮上しています。さすがに今回は政策金利を据え置くとの見方が大勢ですが、早ければその次の5月会合で利上げに転じるとの見方も一部に出ています。そうした中で、今回RBNZがイラン戦争の影響をどう評価するのか、引いては利上げに対してどのような姿勢を示すのかが焦点となります。
今週のNZドル/円の見通し
予想レンジ
89.500-93.000円
基調
方向感模索
今週の注目ポイント
☆4/8 RBNZ政策金利
・主要国株価、国際商品価格
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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