
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年12月16日 19時00分
【12/17(水)】:イギリスCPI、ドイツIfo企業景況感ほか 2025年12月17日分 #外為ドキッ
・16:00 イギリス 11月CPI(前年比)
【前回】3.6% 【市場予想】3.5%
ポイント:
10月の英国CPI(消費者物価指数)は前年比3.6%上昇と、9月の3.8%から伸びが鈍化し、中銀の利下げ期待を高めています。ただし、16日に発表された賃金の伸びは市場予想ほど低下せず、賃金インフレのしつこさが意識されます。18日の英中銀金融政策委員会(MPC)では追加利下げが実施されるとの見方は変わらないと見られますが、CPIの結果によっては来年以降の利下げ期待が後退する可能性があり、注意が必要です。
FX視点:
- CPIが予想を上回りインフレの根強さが確認されれば、金利先安観が後退し、ポンドを下支えする可能性があります。
- 市場予想を下回れば、インフレへの警戒感が和らぎ、ポンド売りで反応しやすくなりそうです。
・18:00 ドイツ 12月 Ifo企業景況感指数
【前回】88.1 【市場予想】88.2
ポイント:
11月のIfo企業景況感指数は88.1と、10月の88.4から小幅に低下しました。期待指数の悪化が全体を押し下げました。16日に発表されたドイツのPMIもサービス業・製造業ともに市場予想に届かず、ドイツ経済の回復が遅れている様子が見られます。Ifo企業景況感でも同様の傾向が示されれば、ユーロ圏の成長回復に待ったがかかる可能性があります。
FX視点:
- 企業景況感の改善が示されれば、ドイツ経済に対する前向きな見方から、ユーロが上昇する期待があります。
- 一方、景況感が鈍化すれば、ユーロ圏の経済回復が遅れる懸念から、ユーロの上値が重くなる可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
※米政府機関発表の指標は、米政府機関閉鎖による影響から発表されない可能性があります。
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