
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の相場状況>
・ドル円:156円10銭台に上昇、約1週間ぶりの高値
<上昇の背景(2つの要因)>
1. 円売り要因
青森県の地震により一時的にリスク回避の円買いが発生したが、その後円売りに転換
市場では「地震の被害状況によっては日銀が利上げ困難になるのでは」との見方
2. ドル買い要因
米国の長期金利が上昇
FOMC(本日開始、明日発表)で0.25%の利下げがほぼ織り込み済み
ただしインフレ懸念がくすぶっており、さらなる利下げには慎重姿勢になるとの観測
タカ派的な利下げの可能性がドルの下値を支えている
<テクニカル分析のポイント>
・上値抵抗
156.17円前後(12月2日の高値)
突破後は156.40~60円ゾーンが次の抵抗帯
さらに上抜ければ156.80円も視野
・下値サポート
155.70円台(本日の安値)
下抜けた場合は155.60円ゾーン(逆三尊のネックライン)
<本日の注目イベント>
・18時:植田日銀総裁の講演
英フィナンシャル・タイムズのイベントに参加
12月会合での利上げの可能性を示唆するかが焦点
植田総裁は以前「利上げの是非について、適切に判断していきたい」と利上げの可能性を示唆済み
・24時:JOLTS求人件数(10月分)
<結論>
ドル円相場は2つの要因により底堅く推移しています。日銀の利上げが難しくなる可能性(円売り)と米国のタカ派的利下げ観測(ドル買い)が下値を支えており、156円台での攻防が続いている。本日の植田総裁講演で利上げ姿勢が示されるか、また156.17円を突破して上値を拡大できるか、それとも一旦調整入りするかが焦点となります。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。


