
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年11月4日 19時00分
【11/5(水)】:NZ失業率、アメリカADP雇用統計・ISM非製造業ほか 2025年11月5日分 #外為ドキッ
・6:45 ニュージーランド 3Q失業率
【前回】5.2% 【市場予想】5.3%
ポイント:
2Qの失業率は、1Qの5.1%から5.2%へと悪化しました。雇用者数の増減は前期比ではプラスとなったものの、前年比では4四半期連続でマイナスとなっており、雇用市場の減速が示唆されています。雇用の減速が進むようであれば、中銀による追加利下げ期待が高まる可能性があります。
FX視点:
・失業率が市場予想を下回れば、利下げに対する安堵感からNZドルが買い戻される期待があります。
・失業率が市場予想を上回る悪化となれば、ニュージーランドの利下げ期待からNZドルが下落幅を広げる可能性があります。
・22:15 アメリカ 10月ADP雇用統
【前回】-32,000 【市場予想】25,000
ポイント:
9月は-3.2万人と、7月の5.4万人から-0.3万人へ下方修正された8月の数字をさらに下回りました。教育・ヘルスケア分野は好調でしたが、それ以外の多くの分野では冴えない結果となり、アメリカの労働市場に対する懸念が高まっています。
FX視点:
・市場予想を上回る強めの結果となれば、労働市場に対する懸念が和らぎ、利下げ期待の後退から米ドルが買い戻される可能性があります。
・一方、市場予想を下回る結果となれば、労働市場の先行き不透明感から、FRBが12月にも利下げに踏み切るとの見方が強まり、米ドルの上値を重くする展開も想定されます。
・24:00 アメリカ 10月ISM非製造業景況指数
【前回】50.0 【市場予想】50.7
ポイント:
9月は50.0と、景気判断の分かれ目である50.0割れ直前まで低下し、アメリカ経済の見通しへの不安を強めました。新規受注が低下したほか、雇用も悪化したことが要因となりましたが、投入価格指数は上昇するなど、スタグフレーションへの懸念が高まりました。
FX視点:
・市場予想を上回る結果となれば、前月の低下は一時的なノイズとの見方が広がり、ドルを支える展開が想定されます。ただし、政府機関閉鎖の長期化もあり、改善傾向は鈍い可能性があります。
・一方、市場予想を下回る結果となれば、景況感の悪化がFRBの利下げ期待を高め、ドルの上値を重くする可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります
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