翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時：2025年10月20日 19時00分
【10/21（火）】：首相指名選挙、カナダCPIほか
・13:00 日本 首相指名選挙（衆院）
・13:30 日本 首相指名選挙（参院）
【前回】-- 【市場予想】--
ポイント：
自民党と日本維新の会が連立政権樹立で合意したことで、高市自民党総裁が第104代内閣総理大臣に指名される見通しです。過半数を得る人がいなければ、衆参ともに上位2人による決選投票が実施されます。また、衆参の議決が異なった場合は憲法が定める衆院の優越の規定により、衆院の指名が国会の指名となります。衆議院の議席数は465議席（過半数は233議席）で、自民党は196議席、日本維新の会は35議席を保有しているものの、過半数には届いていません。
ただ、国民民主党が自・維連立に協力姿勢を示しているため、余程のことがなければ衆院で高市氏が首相に指名されることになりそうです。高市氏の指名が決まれば、高市の経済・財政運営を背景とした株高・円売りが再燃するとの見方がある一方、やむを得ない場合を除き財政規律を重んじるのではとの見方から、高市トレードが巻き戻されるとの見方もくすぶっています。一通り首相指名選挙を消化した後は、財務相人事などへ市場の視線が移る可能性もあります。
FX視点：
・首相指名選挙で高市氏が指名されれば、高市トレードが再燃して、株安・円高の流れが先行すると見られます。
・万が一、高市氏が指名されなかった場合は、高市トレードの巻き戻しが進み、株安・円高が進む可能性があります。
・21:30 カナダ 9月CPI 季調前(前月比)
【前回】-0.1% 【市場予想】-0.1%
ポイント：
8月の消費者物価指数は、前月比で-0.1％、前年比で1.9％となりました。コアインフレの指標は依然として3％前後で推移しているものの、月次ベースでは年初に見られた上昇の勢いが弱まっていることを示唆しました。インフレ圧力鈍化の傾向が続くようなら、カナダ中銀による追加利下げ期待が高まる可能性はあります。
FX視点：
・市場予想より強い結果となれば、利下げ期待の修正からカナダドルが上昇する期待があります。
・市場予想より弱い結果となれば、利下げ期待からカナダドル売りが強まる展開も見通せます。
※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
