
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年10月9日 19時00分
【10/10(金)】:企業物価指数、カナダ失業率、ミシガン大消費者態度指数ほか、
・8:50 日本 9月国内企業物価指数(前年比)
【前回】2.7% 【市場予想】2.5%
ポイント:
8月の国内企業物価指数は前年比で2.7%と、7月の2.5%から伸びが加速しました。コメ価格の上昇が物価の押し上げにつながりました。9月は、前年に電気・都市ガスの補助金政策が実施された反動からエネルギー価格の上昇が見込まれています。
ただ、コメ価格が急騰した反動から食品価格の伸びは抑えられると見られ、全体的に価格の上昇幅は抑制されるとの見方が優勢です。
FX視点:
・物価上昇が進めば、日銀の利上げへの期待がくすぶり、円を押し上げる可能性があります。
・物価の伸びが限定されれば、日銀が追加利上げを行うまでに時間的な余裕があるとの見方から、円の上値を重くする展開も考えられます。
・21:30 カナダ 9月失業率
【前回】7.1% 【市場予想】7.2%
ポイント:
8月の失業率は2021年8月以来の水準となり、カナダの労働市場の鈍化が意識されました。カナダ中銀(カナダ銀行)は昨年6月以降、政策金利を累計で2.5%引き下げてきました。
ただし、同中銀は今後数カ月以内に経済リスクが高まった場合には、追加利下げの用意があるとしています。このため、労働市場の動向に注目が集まっています。
FX視点:
・労働市場に対する安堵感が広がれば、利下げ観測の後退からカナダドルが買い戻される可能性があります。
・労働市場のさらなる悪化が示された場合、今月の追加利下げが意識され、カナダドル売りが強まる展開も考えられます。
・23:00 アメリカ 10月ミシガン大学消費者態度指数
【前回】55.1 【市場予想】54.0
ポイント:
9月は、消費者がインフレと労働市場の軟化リスク、双方からの圧力を感じている様子が明らかになりました。
株高はある程度、消費者心理を支えている可能性がありますが、景気楽観度指数やNY連銀の調査では、先行きへの不安が高まっていることから、消費者心理も抑制されやすい状態と考えられます。
FX視点:
・前回を上回った場合、米経済の先行き懸念が後退し、ドルをサポートするとみられます。
・前回を下回れば、景気減速懸念からドルの上値が重くなる可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
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