
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2025年9月12日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の豪ドル/円は8カ月ぶりに98円台へ上昇
豪州国内に新たな手掛かり材料がない中、外部要因主導で豪ドル高・円安が進みました。8日は前週末に石破首相が辞任を表明したことを受けて円売りが先行。早々に97円台を回復しました。9日には、「日銀は年内の利上げの可能性を排除しない」との観測報道を受けて伸び悩みましたが、翌10日にはドル安によって豪ドル/米ドルが年初来高値を更新した動きにつれて97円台後半へ上昇しました。11日も日米株高などを背景に、円安・ドル安・豪ドル高の流れが続き、豪ドル/円は1月27日以来の98円台へ続伸。12日の東京市場でも株高を背景に98.20円台へと上値を伸ばしています。
今週の豪ドル/円の注目ポイントは8月雇用統計
18日に豪8月雇用統計が発表されます。市場予想は新規雇用者数が2.10万人増、失業率は4.2%となっています。前月はそれぞれ、2.45万人増、4.2%でしたから、市場は豪州の労働市場が8月も堅調を維持すると見ているようです。そうした中、雇用統計が予想外に悪化しなければ、豪中銀(RBA)は9月30日の理事会で利下げを見送るとの観測がさらに高まると考えられます。その上、日米で株価の上昇が続くようなら、豪ドル/円は1月に付けた年初来高値の99.16円前後が視野に入ってきそうです。
今週の豪ドル/円の見通し
予想レンジ
96.500円~99.500円
基調
上値試し
今週の注目ポイント
☆9/18 豪8月雇用統計
・主要国株価、国際商品価格
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
