翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時：2025年8月27日 19時00分
【8/28(木)】：中川日銀審議委員講演、 豪2Q民間設備投資、米2Q GDP改定値ほか
・10:30 日本 中川審議委員、講演
【前回】-【市場予想】-
ポイント：利上げに向けて姿勢に変化があるかどうか
4月17日に、トランプ米政権の関税政策の影響について「不透明感が一層高まっている状況」との見方を示したほか、経済・物価の見通しが実現していくとすれば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していく」との見解も明らかにした。日米が関税協議で合意したことで『不透明感』がいくらか薄れる中、利上げに向けた姿勢に変化があるかどうかが着目される。
FX視点：
前向きな発言が聞かれれば、円を押し上げる局面も見込まれる。
・10:30 オーストラリア 2Q民間設備投資
【前回】-0.1％（前期比）【市場予想】0.8％（前期比）
ポイント： 予想に届かなかったときの反応に注意
1-3月期は建設分野が好調だった一方で、工場の設備投資が減速し、前期比マイナスに落ち込んだ。4-6月期はリバウンドが期待されるが、市場予想に届かなければ、オーストラリア経済への懸念からRBAの9月利下げ期待が強まる可能性もある。
FX視点：
市場予想が広がっているため結果を受けた豪ドルの動向は一筋縄でいかない展開も考えられる。やや上目線が優勢な中で予想を下回れば、豪ドルは下方向に値幅が出る可能性はある。
・21:30 アメリカ 2Q GDP改定値（前期比年率）
【前回】3.0％【市場予想】3.1％
ポイント：過去分だが、米成長の回復傾向が強まるか注目
2025年4-6月期GDP速報値は前期比年率が3.0％と、1-3月期の前期比年率-0.5％から持ち直しました。7月の航空機を含む非国防資本財の出荷が3.3％増加したほか、GDP算出に用いられる7月のコントロールグループ小売売上高も底堅かったことで、上方修正が期待される。
FX視点：
改定値で市場への影響は限定されそうですが、予想を上回ってくるようだと、FRBの9月利下げ期待が少し剥落して、ドルを押し上げる展開も考えられる。
・21:30 アメリカ 新規失業保険申請件数
【前回】23.5万件 【市場予想】23.0万件
ポイント：米労働市場のすう勢を確認
予想より減少すれば、雇用市場に対する不安が緩和して、FRBの利下げ後ずれ期待を高めることも予想される。
FX視点：
雇用の底堅さが確認できればドル買い、雇用市場の不安が高まればドル売り反応が見込まれるが、GDPと同時刻の発表となるため、反応が複雑になることもあり得る。
※Bloombergのデータを基に作成
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