豪ドル/円今日の見通し「米相互関税一時停止期限が迫る　豪ドルへの影響は？」2025/6/30

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日10:30 豪5月小売売上高発表！
・5月30日に発表された豪4月小売売上高は前月比-0.1%と市場予想（+0.3%）を下回った。

・NY原油先物市場は反発。終値は前日比+0.34ドルの1バレル＝65.45ドル（7月1日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・6月25日に発表された豪5月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.1%（予想：+2.3%、前月：+2.4%）だった。また、5月CPIトリム平均は+2.4%で前月（+2.8%）から伸びが鈍化した。
4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。

・6月19日発表の豪5月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.12万人増加）に対して0.25万人の減少だった。失業率は4.1%で前月から横ばい。労働参加率は67.0%だった。

・5月20日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。市場予想通り政策金利を3.85％へ25bp（0.25%ポイント）引き下げた。同時に公表された金融政策報告内の経済見通しでは25年末の国内総生産（GDP）成長率やインフレの予測などが前回（2月）から下方修正された。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪小売売上高が期待通りの反発を見せるのか？

豪州では1-3月の個人消費が伸び悩んでおり、豪景気に対する先行き懸念が台頭している。本日は豪5月小売売上高が発表される。5月に発表された豪4月小売売上高は市場予想（前月比+0.3％）に反して前月比-0.1%だった。豪州各地で例年ほど気温が低下しなかったため、冬物の売れ行きが伸びなかったことが影響した（豪州は南半球に位置するため、日本とは夏冬が逆）が、景気先行きを不安視する消費者マインドも影響していたと推測される。豪5月小売売上高の市場予想は前月比+0.5%となっているが、予想に反してマイナスとなった場合には、RBAの追加利下げ期待が高まる可能性がある。現在、市場ではRBAの年内3回利下げを織り込んでいる。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
豪5月小売売上高

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは晴れ。7時に豪ドル/円のストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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